サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。3月のバーレーン代表戦で2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、その後は本大会のメンバーに選ばれるためのサバイバルが始まっている。その中で、森保一監督に最も重宝されたのは誰なのか。今回は、2025年の国際Aマッチにおける出場時間をランキング形式で紹介する。(スタッツは『Sofascore』を参照)[1/5ページ]
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5位:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)
生年月日:2002年8月21日(23歳)
2025年出場時間:450分
2025年日本代表成績:5試合4失点
鈴木彩艶は、2025年のサッカー日本代表で5試合に出場。いずれもフル出場で、450分間プレーした。
浦和レッズの育成組織で育った鈴木は、イタリア・セリエAのパルマで評価を高め続けている。
3月のバーレーン代表戦でもゴールを守り、完封勝利に貢献。慣れ親しんだ埼玉スタジアム2002で、2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場を決めた。
続くサウジアラビア代表戦では、相手のシュートが1本のみで、出番は少なかった。
6月シリーズでは森保一監督が谷晃生と大迫敬介に出場機会を与え、鈴木に出番はなかった。
9月シリーズでは、メキシコ代表戦で起用され、ファインセーブでチームを救い、クリーンシートに貢献した。
10月シリーズの2試合では、合計4失点と守備陣に課題が浮き彫りになったが、パラグアイ代表戦の2失点は鈴木にはノーチャンスに近く、責任を問う内容ではなかった。
直後のブラジル代表戦では、正確なフィードで日本代表の1点目と3点目に関与しており、攻撃面での功績も光った。
かつては軽率なミスが批判の的となることもあった鈴木だが、2025年の代表戦では失点に直結するような大きなミスはなく、安定感が増している。
日本代表のGK争いにおいて、一歩リードしているのは明らかだ。
セリエAのACミラン戦で左手の舟状骨と指を骨折した鈴木。負傷直後にはW杯に間に合うかも心配されたが、3〜4カ月で復帰できると見込まれており、W杯本大会にも間に合う見通しだ。
