2026年に控えるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けて、世界中の代表チームが夢の舞台への出場を決めている。すでに48チームのうち42チームの出場が確定した中で、サッカー日本代表が対戦したことがないチームはどこなのか。今回は未対戦の各国代表を紹介する。※データは2025年11月23日時点[1/5ページ]
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ポルトガル代表

【写真:Getty Images】
FIFAランキング:5位
監督:ロベルト・マルティネス
ポット分け:ポット1
意外に思われるかもしれないが、サッカー日本代表はポルトガル代表との対戦経験がない。
イベリア半島のチームは、近年の国際大会ではまずまずの結果を残していると言えるだろう。
直近の2024/25シーズンのUEFAネーションズリーグでは、準決勝でドイツ代表、決勝でスペイン代表を撃破。W杯の優勝候補相手に互角に渡り合える力を持っている。
40歳を迎えた絶対的エースであるクリスティアーノ・ロナウドは史上初となる6大会連続のW杯メンバー入りが期待されている。今回の欧州予選でも5試合5ゴールと得点力は錆びついていない。
他にも注目を集めるのが、昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したパリ・サンジェルマン所属の選手たちだ。
ヌーノ・メンデス、ヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェス、ゴンサロ・ラモスはいずれも代表で主軸メンバー。クラブで培った連係力をナショナルチームでもいかんなく発揮している。
スタメンからベンチまでタレント揃いであり、試合途中に流れを変える選手が多いのが彼らの強みだろう。
そんなポルトガル代表を率いるのが、52歳のスペイン人指揮官ロベルト・マルティネスである。
ネーションズリーグ決勝では母国スペインの国歌ではなく、ポルトガル国歌を歌い上げるなど気合は十分。
過去にはベルギー代表監督として2度W杯を率いた経験があり、日本代表からすると、2018年のロシア大会の“ロストフの悲劇”を食らわせられた指揮官である。
アストン・ヴィラでセットプレーコーチを務めるオースティン・マクフィーがセットピースのディティールを詰めるなど、細かい部分の準備も万端。間違いなく優勝候補の一角だ。