サッカー日本代表は最新のFIFAランキングで18位となり、ポット2の一角として、現地時間12月5日に行われるワールドカップ組み合わせ抽選会に臨む。他国にとっては、優勝候補が集うポット1よりも、むしろ危険が潜むポット2の対戦国こそ重要になると、英メディア『ライブフットボールチケッツ』が24日に報じている。
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サッカー日本代表、心理的な壁を超えてその先へ?
ポット1にはスペイン、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジルといったFIFAランキング1位から9位までの強豪国と、開催国のカナダ、メキシコ、米国の3つが入った。
対するポット2には、惜しくもポット1から漏れたクロアチアなど、番狂せを起こす可能性があるチームが揃っており、同メディアは「場合によっては、優勝すら狙える実力者たち」と見ている。
逆に言えば、日本はクロアチア、モロッコ、コロンビア、ウルグアイ、スイス、セネガル、イラン、韓国、エクアドル、オーストリア、オーストラリアといった癖のあるチームと同組になることはない。
同メディアは他ポットの視点から見て「強力なポット2のチームと同じ組に入るだけで、一見楽な組に見えるグループが、一気に“死の組”に変貌することもあり得る」との見解を示した。
日本については「彼らは技術レベルが非常に高く、戦術的な成熟度、規律、フィットネスのいずれも申し分ない。
2022年W杯ではドイツとスペインを撃破し、欧州・南米の強豪とも互角以上に戦えることを証明した。
また、欧州の強豪クラブでプレーする選手が増え、層の厚みもアジア随一だ」と評価。
その一方で「ベスト16に対する心理的な壁を抱えており、毎回そこから先に進めていない。
フィジカルで圧倒してくる相手には苦戦する傾向があり、空中戦で後れを取る場合もある。
さらに、確実に得点を計算できる超一流ストライカーが不在という点も課題だ。
全体的に体のサイズが大きくないため、肉弾戦主体のチームに対して弱点が出ることもある」と指摘した。
その上で「ポット1の中でも、実力が少し劣るような国と同組になれば、グループ首位通過も十分可能だろう。
アジア勢で最も深いラウンドまで進む可能性がある国は日本だ」と伝えている。
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