UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第5節が、現地時間26日に行われた。デンマークのFCコペンハーゲンは、ホームでカザフスタンのFCカイラトと対戦し、3-2で勝利。この試合にスタメン出場したサッカー日本代表DF鈴木淳之介は、デンマークの現地メディア『Tipsbladet』から高い評価を受けている。
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現地メディアが鈴木淳之介を大絶賛!

【写真:Getty Images】
23/24シーズン以来、2年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の舞台に帰ってきたFCコペンハーゲンは、この一戦を前に4試合を消化して1分3敗と苦しい状況が続いていた。
なんとしても勝ち点「3」が欲しいコペンハーゲンは26分、先制点を挙げる。その後も立て続けに59分、73分に追加点を奪い、3-0にリードを広げた。
試合終盤に2失点を許すも、そのまま1点を守り切り、5試合目にして今季欧州CLでの初勝利を飾った。
この試合、右サイドバックで出場した鈴木は、53分に決定機を演出している。
右サイドでボールを受けると、ドリブルで1人かわして前進し、ペナルティエリア手前でも相手DF2人を抜き去って、ボックス内に侵入。
右足を振り抜くと、強烈なシュートは枠を捉えたが、相手GKの好セーブに阻まれた。
ゴールネットを揺らすことはできなかったものの、流れを引き寄せるプレーでチームに勢いをもたらした。
現地メディア『Tipsbladet』は、スタメン起用された日本人DFにチームトップタイの「5」をつけ(最高評価は「6」)、以下のように寸評をつけている。
「本職はセンターバックにも関わらず、彼の攻撃力は実に印象的だ。この先、コペンハーゲンにとって大きな戦力になるだろう。なぜ鈴木がわずか900万ユーロ(約15億円)で獲得できたのか、不思議でならない」
次節は12月10日に行われ、敵地でスペインのビジャレアルと対戦する。
安定した守備に加えて、攻撃でも結果を残すことができるのか。鈴木の活躍にも目が離せない。