フェイエノールトFW上田綺世とAZアルクマールDFヴァウテル・フース【写真：Getty Images】

　オランダ・エールディヴィジ第14節、FCトゥウェンテ対AZアルクマールの試合が11月30日に行われ、AZが0-1で敗れた。オランダメディア『VP』は12月1日に、この試合で乱闘騒ぎのきっかけになったAZに所属するU-21オランダ代表DFウーター・フースについて伝えている。
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またもや乱闘騒ぎのきっかけに

　現地で話題になっているのは、59分にフースが自陣ペナルティエリア手前の位置でファウルを受けたシーンだ。

　MFラミズ・ゼルキと衝突したフースは、足を抑えながらそのまま地面に倒れ込んでしまう。

　しかし、地面に倒れ込んだフースの振る舞いが大袈裟だったことに不満を抱いたトゥウェンテの選手たちと、フースを庇うAZの選手たちが衝突し、乱闘騒ぎとなってしまった。

　結局、トゥエンテの選手を突き飛ばしたAZのMFキース・スミットにイエローカードが提示されている。

　同メディアは、「再び注目すべき瞬間だ。フースに対してトゥウェンテの選手たちが激怒」と前置きし、「ゼルキのフースに対するファウルをきっかけに選手たちの怒りが爆発した。

トゥウェンテの選手たちがフースの過剰反応だと考えたことで、乱闘騒ぎに発展したのだ」と、フースがファウルを受けたシーンを振り返っている。

　フースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、プレーとは関係ない場面で背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返したことで、現地でも猛批判されていた。

　記事では、「結局、主審は（AZの）スミットにイエローカードを出した。トゥウェンテの選手たちの行動は理解できるものだろうか」と、主審はフースに対してタックルをしたゼルキにはイエローカードを出さず、乱闘騒ぎを起こしたAZに対して警告を下したことを強調している。