アヤックスは現地時間2日、エールディヴィジ第14節(延期分)でフローニンゲンと対戦し、2-0で快勝した。この試合では、サッカー日本代表DF板倉滉がアンカーの位置でフル出場し、勝利に貢献。オランダの解説者や評論家らは、この起用方針を支持する姿勢を見せた。オランダESPNの番組『Voetbalpraat』で語った。
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板倉滉が中盤起用で勝利貢献
本来であれば、11月30日に『ヨハン・クライフ・アレナ』で開催される予定だった試合は、ゴール裏で大量の花火や発煙筒が使用されたことでキックオフから5分ほどで中断。その後、正式に試合が中止となっていた。
その影響で、2日に無観客で行われることになった一戦では、板倉がスタメン出場。
25日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リーグフェーズ第5節のベンフィカ戦に続いて、アンカーの位置で起用された。
リーグ戦では3試合ぶりの出場となった28歳は、アヤックスの守備に安定感をもたらし、フル出場で2-0の快勝に貢献した。
かつてフローニンゲンなどでプレーした解説者のケース・クワクマン氏は、板倉のアンカー起用について「センターバックの選手を3枚同時起用することは、(守備が安定するため)非常に攻撃的なサッカーができる」とコメント。
さらに、現役時代にはフェイエノールトなどでプレーした元モロッコ代表MFカリム・エル・アフマディ氏は「このやり方は、多くの選手にとってプレーがしやすくなる。自分がどこに立つべきか、いちいち考えなくてよくなるんだ」と板倉を中盤で起用することでのメリットを指摘した。
フレット・フリム暫定監督の下で、試行錯誤する日々が続くアヤックス。板倉のアンカー起用は、この先も継続されるのだろうか。
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