UAE代表【写真：Getty Images】

　FIFAアラブカップ カタール2025のラウンド8、アルジェリア代表対UAE代表の試合が12日に行われ、PK戦の末にUAEが勝利した。この結果、UAEがアラブカップ準決勝進出を決めている。
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PK戦までもつれた激闘を制したのはUAE代表

　UAEは、グループステージ開幕節でヨルダン代表に0-1で敗れた。第2節のエジプト代表戦も1-1の引き分けに終わったものの、最終節のクウェート代表戦を3-1で制す。その結果、C組2位で決勝トーナメント進出を決めている。

　アルジェリア代表は、開幕のスーダン代表との試合はスコアレスドローに終わったものの、第2節のバーレーン代表戦（5-1）、最終節のイラク代表戦（2-0）と連勝を飾り、グループステージ無敗でラウンド8入りした。

　前半は、両チームともに一歩も譲らず、UAEのシュート1本のみと均衡した状態が続いたまま試合を折り返している。

　迎えた46分、スコアが動く。

　アルジェリアの選手が放った強烈なミドルシュートをUAEの守護神が弾くも、こぼれ球に反応したFWアディル・ブルビナが押し込んで先制点を記録した。

　先制されたUAEだったが、64分にFWブルーノ・オリヴェイラがクロスのこぼれ球を流し込み、同点に追いつくことに成功している。

　1-1のまま90分の戦いは終了し、試合は延長戦に突入した。延長戦後半には、アルジェリアが支配率86％を記録するもUAEの守備を崩すことができずに、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

　結局、UAEが7-6でPK戦を制して、準決勝に駒を進めている。

　準決勝は15日にカタールで行われ、UAEはラウンド8でシリア代表を下したモロッコ代表と対戦する予定だ。