日本人3選手がプレーするNECナイメヘンは13日、エールディヴィジ第16節でテルスターと敵地で対戦し、2-2で引き分けた。クラブ専門メディア『ForzaNEC』は15日、この試合で30分以上プレーしたNECの選手を評価した。佐野航大にチーム最高得点をつけている。
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佐野航大を現地メディアがまたまた絶賛
リーグ戦4連勝中のNECが、敵地でテルスターと対戦。佐野と小川航基がスタメン、塩貝健人はベンチスタートなった。
アウェイチームは21分に先制点を許したものの、42分に元浦和レッズのリンセンが、ゴールを奪い、試合を振り出しに戻す。
そして59分、ディック・シュロイダー監督は小川に代えて、塩貝を投入する。しかし、その2分後にゴールを許し、NECは1点を追う展開に。
それでも77分、日本人コンビでチームに同点ゴールをもたらす。
左サイドでボールを受けた佐野が、巧みなファーストタッチで相手を交わして、深い位置まで侵入すると、ニアに速いボールを入れる。
これを塩貝が倒れ込みながら押し込み、同点弾が生まれた。
塩貝はこれでリーグ戦2戦連発となり、今季11試合で7ゴール目。すべて途中出場からゴールをマークしており、この試合でも勝負強さを見せつけた。
このまま試合は終了し、2-2のドロー。NECの連勝は途切れたものの、5試合負けなしとなった。
同メディアは、フル出場で躍動した佐野にチーム最高点を付与。
寸評では「佐野は今回も当然のように「7.5」の評価だ。テルスター戦でも、佐野はやはり素晴らしい出来だった。
リンセンの同点ゴールにつながる見事なプレーを見せただけでなく、同胞の塩貝のゴールを演出したアシストは、高いクオリティだった」と記し、絶賛した。
無得点に終わった小川には、「5.5」を与え、「テルスター戦で約1時間出場した小川に訪れたチャンスは、鋭いヘディングが1本とスライディングに阻まれた1対1の場面の2度だけだった。
定位置を争う塩貝の存在が、すでに背後から迫っていることを感じ始めているはずだ」とやや厳しめの評価とした。
同点弾を決めた塩貝には「6.5」をつけ、次のように記した。
「まさにストライカーらしい働きでゴールを決め、今季7点目を記録。
これでNEC単独のチーム内得点王となったが、出場しているのはエールディビジの総出場可能時間のわずか24%にすぎない。
次節のアヤックス戦で最前線でプレーするのは、果たして誰になるのだろうか」と綴った。
現在4位に位置するNECの次節は20日、3位アヤックスとの上位対決に臨む。
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