リバプールに所属する32歳の日本代表MF遠藤航が、今後出場機会を増やしていくかもしれない。リバプールを率いるアルネ・スロット監督が中盤の守備のバランスを整える事に力を入れており、その役割に遠藤が適任であると、英メディア『アンフィールドウォッチ』が16日に報じている。
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遠藤航、再び出場機会が増える可能性も
ユルゲン・クロップ時代のリバプールでは4-3-3のフォーメーションが使われ、遠藤は後方から中盤を支える守備的ミッドフィールダーとして存在感を放っていた。
しかし、スロット監督に代わって以降は4-2-3-1の布陣に変わり、ライアン・フラーフェンベルフが主力として起用される形に変更されている。
プレミアリーグ優勝を果たした昨季まではその形が有効だったが、今季は相手に研究されたこともあり、失点数が大幅に増えた。
そこでスロット監督は、フラーフェンベルフを軸とする方針に変わり無いものの、役割を少し変えている。
同メディアによると「現在のリバプールの中盤は、前方で自由に動き回る複数の選手を、後方からカバーする深い位置のミッドフィルダーを併用する形になっている」という。
続けて「ここ数週間、その役割を担っているのはフラーフェンベルフだが、遠藤を試してみる価値は十分にある。
ファーストチョイスではないかもしれないが、その役割がチームに戻ってきた以上、経験豊富な遠藤にも出場機会が与えられるべきだ。
1人で守備のバランスを取ることに長けている遠藤の能力は、他の3人のミッドフィルダーが自由に前へ出ていく現在のシステムにおいて、まさに不可欠。
多くの意味で、遠藤を起用することはむしろ攻撃的な選択とも言える。
後方に純粋な守備役が控えることで、中盤の選手たちはさらに自由を得られるからだ。
これは今後のスロット監督にとって、十分に現実的かつ非常に魅力的なオプションだろう」との見解を示している。
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