エールディビジ(オランダ1部)のアヤックスが現地時間16日、無所属の状況が続いていた27歳の冨安健洋と契約を結んだことを正式に発表した。2026年6月までの短期契約ということだけしか明らかにされていないが、アヤックスにとってリスクを最小限に抑えた条件が組み込まれているかもしれない。オランダメディア『デ・ゲルデルランデル』が18日に報じている。
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冨安健洋、試合数多ければ給与も増える?
冨安は2021年8月に移籍金2000万ユーロ(約34億円)でボローニャからアーセナルへ移り、すぐさま主力に定着した。
それ以降はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場、プレミアリーグの優勝争いを経験し、強度の高い環境で力をつけている。
一方で度重なる負傷に悩まされ、本来持っている実力の半分も出せない日々が続いた。
最終的にアーセナルを去る事になり、アヤックスで再出発を目指すことになる。
アヤックスとしては、両サイドバックとセンターバックでプレー可能な万能型DFを無料で獲得できたことになる。
そして、同メディアによると「アヤックスは冨安と出来高契約を結んでおり、給与はアヤックスで出場した試合数に応じて部分的に決まる形となる」という。
その理由として「このような契約形態が採られたのは、冨安に試合勘がほとんどないためだ。
42試合出場の日本代表である冨安は、アヤックスでの活躍を通じてワールドカップに臨む日本代表復帰を目指しているが、アーセナルで最後にフル出場したのは1年半前に遡る」と説明。
現時点で本当に戦力になるか不明なため、怪我のリスクなどを考慮した契約となっているようだ。
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