セルティックに所属する28歳の日本代表FW前田大然にとって、最大の移籍のチャンスは今夏に訪れていたようだ。マーク・グイディ記者が最も現実的な時期と移籍金額について言及し、過去にブンデスリーガのクラブへ移る可能性があったことを明かしている。スコットランドメディア『67ヘイルヘイル』が25日に報じた。
——————————
前田大然にオファーを出していたのはヴォルフスブルクか
前田は昨季、公式戦51試合に出場して33得点12アシストを記録し、スコットランドPFA年間最優秀選手賞に輝いている。
その活躍によって市場価値が増し、今夏にはピークを迎えていた。
本人も移籍に前向きだったが、当時指揮官のブレンダン・ロジャーズ氏が前田の残留を強く望んだこともあって、届いたオファーを退けている。
セルティックに留まることになった今季は、公式戦26試合で7得点6アシストであり、昨季に比べるとパフォーマンスは落ちた。
そんな中、グイディ記者はスコットランドのラジオ番組『Go Radio Football Show』に出演し「確かな情報として、ブンデスリーガのヴォルフスブルクから関心があった。
セルティックが前田の売却に前向きであれば、最も実現に近かった移籍だと思う。
昨季終了時にも何度も言ってきたが、前田を売るなら今夏がベストだった。市場価値がピークだったからだ」と述べ、オファーを出したクラブを明かしている。
続けて「当時は27歳。今は1歳年を重ね、今季は出来が良いとは言えない。
とはいえ、全力を尽くしているのは明らかだ。
ゴールを決めた時の喜び方を見れば、どれほど彼にとって意味のあるものかが分かる。
だから来年1月に売られることはないと思う。
彼はチームに必要な存在で、あのエネルギーレベルを維持してくれる選手だからだ。
ただ、来夏になれば話は別だと思う。
正確な金額は分からないが、今夏に1700万~1800万ポンド(約34億円から約36億円)取れたとすれば、来夏はその半分が上限になるだろう」との見解を示した。
【関連記事】
【写真】欧州日本人選手、高額年俸ランキング1〜10位 2025年最新版
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人
【了】
