エールディビジ(オランダ1部)のフェイエノールトに所属する27歳の日本代表FW上田綺世こそ、シーズン前半で最も優れたアタッカーに贈られる「タイニーターゲットマン賞」受賞に相応しいと言えそうだ。米メディア『ESPN』の番組に出演した解説者全員が満場一致で同意したと、オランダメディア『フェイエノールト・ピングス』が25日に報じている。
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上田綺世、今季は開幕から勢いを継続
上田は2023年8月からフェイエノールトでプレーを続けているが、ここまで注目を浴びる選手ではなかった。
転機が訪れたのは2025年2月。
絶対的エースのサンティアゴ・ヒメネスがミランへ完全移籍し、ロビン・ファン・ペルシ監督が就任したことで状況が一変する。
開幕戦からゴールを決めると、その後も勢いを継続し、第17節が終了した時点で18得点を記録。公式戦全体では25試合で19得点だ。
欧州5大リーグにおいても、アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)などに匹敵する得点数を叩き出している。
この活躍を受け、マリオ・ベーン氏は「上田は本当に大きく変わったと思う。
昨季は、特にヒメネスが絶対的エースだったこともあり、正直かなり疑問符がつく存在だった。
出場機会も限られていて、たまに出られても、かなりのプレッシャーを感じながらプレーしているのが分かった。
でも今季は、試合の流れを決定づけることができる特定の資質を持っていることを示していると思う」と称賛。
解説者全員が上田の受賞に期待していると、同メディアは伝えている。
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