エールディビジ(オランダ1部)のアヤックスが現地時間16日、無所属の状況が続いていた27歳の冨安健洋と契約を結んだことを正式に発表した。しかし、本格的に稼働できるのは来年1月2日以降となりそうだ。理想的な加入タイミングではなかったと、オランダメディア『フットボールトランスファーオランダ』が25日に報じている。
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冨安健洋、全体練習合流は早くて冬季休暇後
冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ移り、すぐさま主力に定着。
右サイドバックのポジションを勝ち取ると、スタートダッシュに失敗していたアーセナルの躍進に貢献し、チーム浮上のきっかけを作っている。
しかし、シーズン終盤にはふくらはぎを痛めて離脱した。
翌年にはベン・ホワイトが先発起用されるようになり、代わりに冨安は左サイドバックでの出場機会を増やす事になる。
その後も怪我で戦列を離れる場面は何度もあったが、両サイドバックとセンターバックでプレーできる万能型DFとして重宝された。
だが、昨季は手術に踏み切ったことで、1試合のプレーにとどまっている。
最終的にアーセナルを去り、この約5カ月間はリハビリに時間を費やした。
そして、ようやく次の所属先が決まったものの、タイミングは決して良いとは言えないようだ。
同メディアによると「冬季休暇によりチーム全体のトレーニングが中断し、全体練習の再開は1月2日からとなる」という。
それを踏まえ「冨安がどれだけ早くチームに合流し、試合勘を取り戻せるかが重要だ。
1年以上実戦から離れており、コンディションを戻すには時間が必要。
関係者はフィジカル面に関して問題ないと強調しているが、練習、そしてその後の試合で求められるスピードや強度にどれほど早く対応できるかは、まだ判断が難しい」との見解を示している。
その一方で「アーセナル時代に近いレベルまで戻ることができれば、冨安はアヤックスにとって両サイドバックをこなせる、本格的な戦力補強になる」との期待感を示した。
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