
MLS 最新市場価値ランキング【写真:Getty Images】
近年、欧州で活躍していたスーパースターが、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)の舞台に身を移し、盛り上がりを見せている。その中には、若手からベテラン選手、レジェンドと呼ばれる選手も存在する。そこで今回は、MLSで活躍する一流選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は23日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[1/5ページ]
——————————
5位:ロドリゴ・デ・パウル(アルゼンチン代表)

インテル・マイアミCFのロドリゴ・デ・パウル【写真:Getty Images】
生年月日:1994年5月24日(31歳)
所属クラブ:インテル・マイアミCF
2025年リーグ戦成績:11試合0得点4アシスト
市場価値:1500万ユーロ(約26億円)
今夏、スペインの名門であるアトレティコ・マドリードからやってきたロドリゴ・デ・パウルが5位にランクインした。
2021年7月に同クラブに加入したデ・パウルは、ディエゴ・シメオネ監督の元で約4年間プレー。移籍直後から主力選手として活躍し、常に安定したパフォーマンスを見せていた。
そんなデ・パウルは、アトレティコ加入直後から2023年6月の間で、一度は推定3500万ユーロ(約60億円)まで落とすも、自己最高額の推定4000万ユーロ(約68億円)まで達している。
要因としては、クラブでの活躍も当然あるだろうが、年齢的に一番脂の乗っている時期でもある。
また、なにより2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でアルゼンチン代表として優勝を果たしたことが最も大きいだろう。
しかし、それ以降は減少が続き、同クラブ退団直前の市場価値は、推定2500万ユーロ(約43億円)まで下がっていた。
そして、今年7月に31歳のアルゼンチン代表は、同国代表の絶対的エースのリオネル・メッシが所属するクラブの元に渡った。
新天地となったアメリカ合衆国でも、すぐさまスタメンの座についたデ・パウルは、MLSカッププレーオフ決勝のバンクーバー・ホワイトキャップス戦で、勝ち越しゴールを奪い、優勝に大きく貢献する。
約半年でタイトルを獲得したMFの市場価値は、いまだ下降中のままであり、推定1500万ユーロ(約26億円)だが、クラブ内ではトップタイの金額となっている。
そんなデ・パウルは、来年の6月にW杯という大舞台を控えている。
前回大会同様、メッシにどれだけ自由に攻撃させるかが、アルゼンチン代表の命運を左右する中で、デ・パウルがピッチを縦横無尽に走り、攻守において背番号「10」のサポートをすることが、重要になってくる。
ただ、2022年と違うのは、所属するクラブが同じであること。
4年前よりもメッシとの関係がさらに構築されたデ・パウルは、アルゼンチン代表としてW杯連覇を達成できるのか。
もし、2大会連続優勝が叶ったなら、年齢的に大幅な増加は期待できないが、推定2000万ユーロ(約34億円)に乗ってもおかしくはないだろう。