
高校サッカー決勝、観客数ランキング【写真:Getty Images】
全国高校サッカー選手権は、毎年数々の名勝負を生み出してきた。その中でもひときわ特別な意味を持つのが、全国の視線と大観衆が集まる決勝戦だ。今回は、選手権決勝における“観客数”に注目し、入場者数が多かった試合をランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
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5位:東福岡対國學院久我山(第94回大会)

第94大会で優勝した東福岡【写真:Getty Images】
開催年:2015年
観客数:54,090人
優勝チーム:東福岡
国立競技場改修工事の影響により、前年度から埼玉スタジアム2002での開催となった第94回全国高校サッカー選手権大会。その決勝には、54,090人もの観衆が詰めかけた。
決勝の舞台で激突したのは、17年ぶりの優勝を狙う福岡県代表・東福岡と、初優勝を目指す東京都代表・國學院久我山。ともに高い完成度を誇るチーム同士の対戦だったが、試合は夏のインターハイ王者にも輝いた東福岡が主導権を握る展開となった。
流れるようなパスワークで國學院久我山の守備を崩した東福岡は、三宅海斗のゴールで前半を1-0とリードして折り返す。
後半に入っても攻撃の手を緩めることはなく、立て続けにゴールを重ね、最終的には後半だけで4得点。5-0というスコアで圧勝し、17年ぶりの全国制覇を成し遂げた。
また、この年の東福岡は、相手の意表を突くトリックフリーキックでも大きな話題を呼んだ。
相手を惑わせるアイデアに富んだセットプレーの数々は、東福岡の攻撃力を象徴する要素の一つだった。
当初は「史上最弱」とも揶揄されたこの世代だが、後にその評価は大きく覆される。
現在オランダのAZアルクマールでプレーする毎熊晟矢をはじめ、ジュビロ磐田の佐藤凌我、ヴィッセル神戸の鍬先祐弥など、多くのJリーガーを輩出。実力と将来性を兼ね備えた才能豊かなチームであったことが、時を経て証明された。
観る者を魅了するサッカーで夏冬2冠を達成した東福岡の強さは、今なお多くの人々の記憶に鮮明に刻まれている。