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J1 2か月前

横浜F・マリノスの谷村海那は2年目のジンクスにも「なんかいけるなと思う」。背番号を48から9に変更した理由も明かす

text by 竹中愛美 photo by Editor
横浜F・マリノス 谷村海那

横浜F・マリノス今年初の練習に参加する谷村海那【写真:編集部】



 横浜F・マリノスは1月10日、新シーズンに向けて始動した。昨夏マリノスに加入し、チーム2位の6ゴールでJ1残留に貢献した谷村海那。2年目のジンクスにも臆することなく、手にした自信を携え挑んでいく。
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横浜F・マリノスの谷村海那が新シーズンへ掲げた目標とは?

 チーム始動日。グラウンドに一番乗りしていた谷村海那はチームメイトのオナイウ情滋らと会話を交わしていた。

 昨年7月にJ2のいわきFCから横浜F・マリノスに加入し、早半年。加入当初は打ち解けるまでが「だいぶ長い」と話していたが、すっかりチームに馴染んでいるようだった。

 このオフは特別に何かトレーニングを行ったわけではなく、「毎年ジョグや筋トレは行っていたのでそれを繰り返していた。ジムに行ったり、パーソナルトレーナーをつけたりしてやっているわけではなくて、とにかくジョグとかをして、体がぐだらないようにだけしてました」とほどほどに休養をとっていたようだ。

 また、「重いなとは感じないんですけど、もう少し絞ったら動けるのかなと自分で思い始めて」、体を1、2キロ落とし、仕上がりは昨年よりも良いという。

 昨季は残留争いの真っ只中でマリノスに加入し、15試合出場でチーム2位の6ゴールをマーク。はじめてのJ1の舞台でもストライカーとしての役割をしっかりと果たした。

「去年、6点取れたことはすごく自信になりますし、その期待に応えていかなきゃいけないというのもあるので、そのプレッシャーに勝っていけたらなと思います」

 今季は加入2年目となる谷村。スポーツ界ではまことしやかに囁かれる、1年目に活躍した選手が2年目に調子を落とす「2年目のジンクス」があるが、谷村らしい答えが返ってきた。

「自分は結構、前年度を更新していくのは得意なので、なんかいけるなと思う。試合になったらいけるんですけど、やっぱり練習はちょっとミスが目立っちゃうので、試合で全力でやれたらと思います」

 実践派というのか、感覚派というのか。谷村の中では確固たる自信があるのだろうか。



 半年とはいえ、これまでに感じたことのない高いレベルで鎬を削ってきたからこそ、というのもあるのかもしれない。

「(J1で)できるところは体を当てて、ゴール前で駆け引きするところだったり、点を取るところだと思う。直していかなきゃいけないところは、ボールへの関わりだったり、うまくボールをさばいたりするところだと思うので、そこができたら攻撃にもっと幅ができるなと思います」

 J1でできたところとそうでなかったところをしっかりと把握できた今、来月2月から6月まで行われる明治安田J1百年構想リーグに向けて間に合わせていくだけだ。

 そして、背番号は「48」からストライカーの象徴的な番号「9」へと変更になった。

「14か9って言われて、1桁をつけたことがなかったので、つけてみようかなと思ってつけました。特に理由はないですけどね。本当に背番号に恥じないように点を取っていきたいなと思います」

 明治安田J1百年構想リーグには昇降格はないが、優勝クラブには2026-27シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場権が与えられる。通常とは異なる形式での戦いだが、目標は明確だ。

「ハーフシーズンとはいえ、ACLEとかもあるので、本当に優勝だけを目指して自分が点を多く取って優勝できたらなと思います」

 具体的な数字を求められた谷村は「去年、ハーフシーズンで2桁取ると言って、取れなかったので、取れるように頑張りたいと思います」と今年こそは有言実行を果たしたいと意気込んだ。

 これまでに優勝をしたことがないという谷村だが、自身が掲げた二桁得点という目標を達成できたら、狙っている頂にグッと近づくことができるかもしれない。

(取材・文:竹中愛美)

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【了】

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