
U-23日本代表、アジアカップ未招集の選手【写真:Getty Images】
現在開催されているAFC U23アジアカップ サウジアラビア2026(U-23アジア杯)はノックアウトステージへ突入し、戦いは佳境を迎えている。フレッシュなメンバーが躍動する一方で、実力を備えながらも様々な理由で選出されなかった選手も多い。今回は、U-23アジア杯に招集されていないものの、今後の飛躍が大いに期待される2005年以降に生まれた選手たちを紹介する。[1/5ページ]
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FW:新川志音(しんかわ・しおん)

シント=トロイデンVVに所属する新川志音【写真:Getty Images】
生年月日:2007年8月6日
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
新川志音は、将来を嘱望されるストライカーだ。
ずば抜けた技術に加え、171cmと小柄な体格ながら当たり負けしないフィジカルを備えており、昨季リーグ戦33試合に出場。高校生という立場でありながら、プロの舞台でも一切臆することなくプレーし、5得点1アシストを記録した。
特に印象的だったのは、シーズン終盤で見せた爆発力だ。
第28節モンテディオ山形戦をに続き、第29節ヴァンフォーレ甲府戦では試合終了間際に値千金の逆転ゴールを奪取。さらに第30節ロアッソ熊本戦では2ゴールを叩き込み、3試合で4得点という衝撃的な活躍を見せ、9月の月間ヤングプレーヤー賞を受賞している。
ゴール前での鋭い嗅覚に加え、相手の逆を取る駆け引き、狭い局面でも打開できる技術は、年齢を感じさせない完成度を誇る。
また、その急成長ぶりによって、7月には飛び級でU-22日本代表に選出された。9月には出場要件を満たしてプロA契約を締結。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、自身の評価を押し上げたシーズンとなった。
そして1月16日、ベルギーのシント=トロイデンVVへの完全移籍が発表された。
国内で大きなインパクトを残した新川は、これまで数多くの日本人選手が飛躍の足掛かりとしてきたクラブで何を掴むのか。
欧州の地で揉まれる経験は、若きストライカーをさらに逞しく成長させるはずだ。