
レアル・マドリードで不振に終わった監督たち【写真:Getty Images】
現地時間11日にスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝が行われ、宿敵バルセロナ相手に2-3で敗れたレアル・マドリード。同クラブはその直後にシャビ・アロンソを電撃解任した。ロス・ブランコスの監督は常にタイトルが求められ、そのプレッシャーの大きさは想像に難くない。今回は、銀河系軍団を率いながらも、タイトルを勝ち取ることが出来ず、解任されてしまった監督たちをピックアップして紹介する。[1/5ページ]
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シャビ・アロンソ(スペイン)

25/26シーズンに監督を務めたシャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
生年月日:1981年11月25日
在任期間:2025年6月~2026年1月
通算成績:34試合24勝4分6敗
2年前にドイツで奇跡を起こした戦術家でも、スペインの名門を立て直すことは出来なかった。
レアル・マドリードなどで活躍したシャビ・アロンソは、2017年にバイエルン・ミュンヘンで現役を引退し、マドリーのカスティージャ(セカンドチーム)で指導者として再出発を図った。
2019年からはレアル・ソシエダBの指揮官を務め、2022年10月にリーグ戦で不振にあえいでいたレバークーゼンの監督へと電撃就任することとなった。
カルロ・アンチェロッティやペップ・グアルディオラといった名監督のもと、フィールドのブレインとして活躍してきた戦術眼は、ドイツの地で一気に開花する。
3バックを敷き、洗練されたハイプレスと華麗なパスワークを両立したチームは、就任2年目の23/24シーズンに、奇跡のリーグ戦無敗優勝を達成している。
こうしてドイツで英雄となったX・アロンソに、白羽の矢を立てたのが古巣のマドリーである。
同クラブは昨季、待望となるキリアン・エンバペを獲得するも無冠のシーズンを送ることに。特に、宿敵のバルセロナには4戦4敗と散々で、チームを率いて4シーズン目のアンチェロッティに限界を感じていた。
アロンソには戦術家として、世界最高の戦力を最大化させることを要求された。
同氏はFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)2025から監督としてマドリーに帯同。優勝は逃したものの、同大会では前線の守備に改善がみられた。
2025/26シーズンが始まってもリーグ開幕10戦で9勝1敗と首位をひた走り、アロンソ効果を感じるには十分だった。
しかし、昨年10月に行われたエル・クラシコでヴィニシウス・ジュニオールとの確執が生まれる。
途中交代でベンチに下がった同選手は、X・アロンソとの握手を拒否。これがきっかけとなったのか、クラブの成績は急降下し、易々とバルセロナにリーグ首位を明け渡すこととなった。
結果、選手たちとの間には溝が生まれ、監督の指示に選手が従わないことも。選手マネジメントの面で大きな問題を抱え、解任の噂が飛び交う中迎えたスーペル・コパ決勝では、バルセロナに2-3で惜敗。
この結果を受け、マドリー首脳陣はX・アロンソ監督の解任を決断している。
決勝後、セレモニーを行うバルセロナの選手たちに花道を作ろうと指示するX・アロンソと、それを無視する選手たちの構図は、サッカー界で大きな話題に。
スター選手と指揮官とのコミュニケーション不全が如実に表れてしまった。