FIFAワールドカップ2026(W杯)開幕が近づく中、サッカー日本代表選手に怪我人が相次いでいる。これまで主力として活躍してきた実績があったとしても、コンディションが戻らなければ、当然ながら大舞台の切符は掴めない。実際、過去にも、メンバー入り当確とされながら、怪我により直前でW杯行きを逃した選手は多い。今回はそうした悲劇に見舞われた日本代表を紹介しよう。[1/5ページ]
——————————
DF:中山雄太(なかやま・ゆうた)
生年月日:1997年2月16日(当時25歳)
逃したワールドカップ:カタール大会(2022年)
当時所属クラブ:ハダースフィールド・タウン(イングランド)
中山雄太のサッカー人生は、FIFAワールドカップ(W杯)が幕を開ける直前に大きく変わった。
柏レイソルの下部組織出身の中山は、2015年に同クラブのトップチームデビューを飾った。
プロ1年目の2015シーズンはリーグ戦1試合の出場に留まったものの、翌2016シーズンはリーグ戦26試合に出場。以降は主力として2018シーズンまでプレーし、公式戦通算99試合に出場している。
その後、中山は2019年1月にズウォレ(オランダ)にステップアップを果たすと、ここでも定位置確保に成功。2022年7月には、ハダースフィールド・タウン(イングランド)に完全移籍した。
同年冬にW杯・カタール大会が開催されるタイミングで、夏に移籍を決断したのは、かなりリスクをとった判断だったと言えるだろう。
というのも、新天地で出場機会を失えば、W杯の本大会メンバーから落選する可能性だってあるからだ。
当時の中山は日本代表の左サイドバックの主力として出場を重ねていた。長らく同ポジションを務めていた長友佑都はベテランの域に入っており、中山はポスト長友の最有力候補と考えられてきた。
しかし、そんな懸念は急だったようだ。
中山はハダースフィールド・タウンでも左サイドバックや左センターバックとして出場機会を確保。2022年11月1日、W杯に臨む日本代表メンバーに選出された。
だが、その発表直後に悲劇が襲う。
11月3日の第19節サンダーランド戦に先発出場した中山は、右足首を負傷して途中交代。その後、クラブは同選手が右足のアキレス腱損傷と診断されたことを発表した。
これにより、残念ながら中山は長期離脱が確定し、W杯は不参加に。メンバー発表からわずか数日で、彼の運命は大きく揺れ動いた。

