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久保藤次郎が開幕前恒例のダービー戦で課題と収穫を口に。柏レイソルのタイトル奪還に向け、新シーズンは「突っ走って、より強く」

text by 竹中愛美 photo by Getty Images
久保藤次郎

柏レイソルの久保藤次郎【写真:Getty Images】



 柏レイソルは1月31日、ちばぎんカップでジェフユナイテッド千葉と対戦し、2-1で勝利した。開幕へ弾みをつける決勝点を挙げたのが右ウイングバックでスタメン出場した加入2年目の久保藤次郎。豊富な運動量と仕掛けで攻撃に厚みを持たせた一方で、課題も見つかったようだ。
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久保藤次郎の決勝点は去年から感じていた課題から生まれた

「チャンスはたくさん作れていたと思いますけど、正直、最後の質の部分が(良くなかった)。前半でも2点決めることができました。後半に勝ち切れた中で1点取れたことは良いですけど、そこに満足せず、突き詰めていかないと、J1でこれからもっと戦っていく上では厳しいと思うので、その辺にもっとこだわりをもっていきたいなと思います」

 久保が口にしたのは最後の質の部分。たしかに、柏は千葉を相手に終始、ボールを握り、前半だけでシュートを15本放つなど、チャンスを多く作った。

 久保自身も相手GKと1対1の決定機を迎えたが、決め切ることができなかったりと、最後の詰めの部分で課題を残す形となった。

 ただ、それでも自身の決勝ゴールについては「完璧だったと思います。イメージで振り抜いた感じです」と会心の出来だったようだ。

 久保のゴールは右サイドでパスを受けてから、中にカットインし、左足を振り抜いたことで生まれたものだった。きれいな軌道で放たれたシュートは左ポストに当たるも、ゴールネットに吸い込まれていった。

「去年はあんまりカットインから何かをするのがなかったので、今年は対策されて、縦を切られていた。去年もそれはだいぶ感じていて、『縦を切られて何もできなかったね。左足で持たせればいいよ』みたいな守備があったりもしたので、今年は結構課題になってくるのはキャンプから(感じていた)。それがきょう出せたのが良かったかなと思います」



 鹿児島の指宿キャンプで取り組んできた自身の課題をしっかりと潰せたことは自信になったようだ。

 久保は柏に加入した昨季、31試合に出場し、7ゴール4アシストをマーク。昨年7月の東アジアE-1サッカー選手権の日本代表にも選出されるなど、飛躍のシーズンとなった。

 チームも前年の17位から2位にジャンプアップ。今季もこの勢いを止めるつもりはない。

「もちろん怪我をしないように、より去年以上のコンディション管理が必要になってくると思いますけど、そこを気にしすぎて、自分の良さである運動量が減っちゃったら意味がないと思う。

 とりあえずハーフシーズンは突っ走って、より強くして、その先にまた繋げていければいいと思う。短期の決戦なので開幕からスタートダッシュを決めて、優勝するために全力で勝ちに行きたいなと思っています」

 秋春制へのシーズン移行に伴い、開催される特別大会の明治安田J1百年構想リーグは2月6日に開幕する。タイトル奪還を目指した柏の戦いの幕がまもなく切って落とされる。

(取材・文:竹中愛美)

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【了】

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