欧州リーグの中で、現在最も市場価値が急激に伸びている選手といえば、エールディビジのNECナイメヘンに所属する22歳の日本代表MF佐野航大の名前が思い当たるだろう。今冬移籍がベストタイミングだったのか、それとも夏に移籍するのが一番良いのか議論が巻き起こっている。オランダメディア『フットバル・プライムール』が3日に報じた。
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佐野航大、今後の成長次第でさらに価値上昇か
佐野はファジアーノ岡山でプレーした後、2023年8月にNECへ完全移籍した。
非常に若いうちに海外挑戦を選び、20代前半ながらチームの核として、NECの躍進を支えている。
極め付けは市場価値の急激な伸びだ。
岡山からNECに渡った時の移籍金は45万ユーロ(約8100万円)だったものの、今では2000万ユーロ(約36億円)以上で移籍する可能性が浮上している。
実現すれば、移籍金が45倍に跳ね上がることになる。
真相は定かではないが、冬の移籍市場でノッティンガム・フォレストが2000万ユーロのオファーを提示したものの、NECが拒否していたようだ。
それが真実なら、そもそもNECは冬に売却する気がなかったか、それとも度を超えた金額を期待していたのかもしれない。
サッカー解説者のケネス・ペレス氏は「2000万ユーロでも佐野を売らないのは、ほとんど犯罪的だ。
自分たちの価値を過大評価し過ぎている可能性がある。
少しのミスで価格が暴落することもあるのだから、鉄は熱いうちに打て」と指摘した。
一方でウィレム・フィッサース記者は「NECはこれまでUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏に、これほどまでに近づいたことはない。
今季はストレートでの出場権が2枠ある最後のシーズンであり、こうしたチャンスはもう二度とないかもしれない」と述べ、悲願を達成するために、どうしても佐野を手放せなかったという見解を示した。
最終的に残留することになったが、今季の残り試合、そしてワールドカップを経て、より市場価値が上昇した状態で夏の移籍市場に出る可能性もあるだろう。
