プレミアリーグ第25節、ニューカッスル・ユナイテッド対ブレントフォードの試合が現地時間7日に行われ、ブレントフォードが3-2で下し2連勝を飾っている。そのブレントフォードで、今季最も活躍しているのが24歳のブラジル人FWイゴーリ・チアゴだ。主力が抜けても次々と優秀な人材が現れることに関して、英メディア『BBC』が10日に驚きを隠せない様子で報じている。
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ブレントフォード、チームの核が引き抜かれたように見えたが…
ブレントフォードは2020/21シーズンにEFLチャンピオンシップ(英2部)で3位に終わると、プレーオフを勝ち上がりプレミアリーグ初昇格を果たした。
それから13位、9位、16位、10位といった中位や下位を彷徨いながらも、一度も降格することなく1部に居続けている。
今季に至っては、第25節が終了した時点で12勝3分10敗の勝ち点39で7位だ。
アーセナル、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドなど強豪勢に次ぐ順位につけている。
ただ、今季開幕前の時点で、このような快進撃を予想した者はいないだろう。
なぜならブレントフォードの主力だったコンゴ代表FWヨアヌ・ウィサ(昨季リーグ戦35試合で19得点5アシスト)がニューカッスルへ、ブライアン・ムベウモ(昨季リーグ戦38試合で20得点8アシスト)がマンUへ、それぞれ移籍したからだ。
得点源を2人同時に失うのは、ビッグクラブでもないチームにとって大打撃に違いない。
その一方で、ブレントフォードはプレミアリーグ屈指の商売上手でもある。
2024年8月にサウジアラビア1部のアル・アハリへ移籍したイングランド代表FWイヴァン・トニーを含めると、ウィサ、ムベウモの3人の獲得に費やしたのは2500万ポンド(約50億円)未満だが、オプションなしで1億6000万ポンド(約320億円)で売却された。
つまり、純利益は合計1億3500万ポンド(約270億円)である。
将来的にチアゴも売却されれば、ここに5000万ポンド(約100億円)加算されると予想されている。
特にチアゴは、昨季の大半を大怪我で長期欠場しており、ほとんど稼働できなかった状況を考えれば、ここまでの復活劇を予想できたのはブレントフォード以外にいないだろう。
それらを踏まえ、同メディアは「チームの核を引き抜かれたように見えたが、それでも今のスカッドは以前と変わらぬ完成度を保っている。
リーグで最強のチームというわけではないが、組織力という点では現時点で最も優れている。
投入した資金に対するパフォーマンスという意味では、リーグ随一のコスパを誇る存在だ」と評価。
続けて「他クラブが、このレベルで通用せず失敗に終わったセンターフォワードに、天文学的な金額を投じてきたことを思えば、なおさら際立つ。
誰のことかは、言うまでもないだろう」とし、
「一体なぜ、彼らにとってはこれほど簡単なことが、他のほとんどのクラブにとってはこんなにも難しいのだろうか?」と疑問を呈している。
