エールディビジのNECナイメヘンに所属する22歳の日本代表FW佐野航大は、冬の移籍市場で複数のクラブから関心を示されていた。しかし、届いたオファーを同クラブが全て拒否。最終的に移籍は実現しなかったが、結果的には双方にとっても良い選択だったと、NECの元テクニカルマネージャーだったダニー・フークマン氏が考えを述べている。オランダメディア『アヤックスワン』が18日に報じた。
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佐野航大、冬の移籍市場では複数のオファー届いたが…
佐野は今季公式戦26試合に出場し3得点5アシストを記録している。
前節のスパルタ・ロッテルダム戦では、佐野が小川航基の同点弾を演出し、NECの敗戦回避に貢献した。
まさにNECの中心選手であり、悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得する上で、チームに欠かせない選手である。
それが分かっていたからこそ、NECは佐野の移籍を阻止した。
ノッティンガム・フォレストが2000万ユーロ(約36億円)という魅力的なオファーを提示しても、NECは首を縦に降らなかった。
現在3位のNECにとって、CL出場に手が届くところにいるため、目先の利益よりも競技面の成功を優先したと言うことである。
その選択にフークマン氏も理解を示し「佐野は本当に良い選手だ。
両足を使え、勤勉で、ボール奪取力もある。
間違いなく一段上のステップへ進める選手だと思う。
問題はどこへ行くかだ。
プレミアリーグやブンデスリーガは、エールディビジとは全く別の世界だ。
ただ、チャンスがあれば簡単には断らないだろうね」と語った。
アヤックスへ行く可能性があるか問われると「今のアヤックスはもう昔のアヤックスではない。
かつては迷わず行きたくなるような巨大なクラブだったが、今はトップクラスとは言えない。
ユーリ・レヘールやユーリ・バースのような選手が先発に名を連ねている現状を見ると、考えさせられるよ。
とはいえ、NECが2000万ユーロのオファーを断ったのは称賛に値する。
今季は好調だし、スポーツ面の目標を優先すべきだ。
今の時代、2000万ユーロなんてあっという間に消える。
他クラブもそれだけ稼いだと分かれば、移籍市場で別のプールに入ることになる」と述べている。
