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サッカー日本代表でいま最も欠けてはいけないのは上田綺世。W杯不参加になるようなことがあれば、チームは機能しなくなるだろう

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表 上田綺世
サッカー日本代表の上田綺世【写真:Getty Images】



 サッカー日本代表は現地時間28日、国際親善試合でスコットランド代表と対戦し、1-0で勝利した。FIFAワールドカップ2026(W杯)メンバー入りに向けたサバイバルが激化する中、また一つライバルに差をつけたのがFW上田綺世。出場時間はわずかだったが、その存在感は凄まじかった。

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上田綺世が躍動

 森保一監督は、この試合で“新戦力”を大胆に試した。佐野航大、鈴木唯人、後藤啓介など、代表キャップの少ない選手をスタメンで送り出している。

 彼らは前半、上々のパフォーマンスを見せた。得点こそ奪えなかったが、守備のアプローチが素晴らしく、チームとして目指しているものをしっかりと体現。スコットランド代表という曲者相手に、まったく引けを取らなかった。

 そして、スコアレスで迎えた後半。堂安律や伊東純也、三笘薫など、森保ジャパンを知り尽くすメンバーが満を持して登場。その後の勢いは凄まじく、何度も相手ゴールを脅かすと、終盤に伊東が得点を奪い、1-0で勝利した。

 三笘、鎌田大地、鈴木淳之介など、後半出てきたメンバーのほとんどが、格の違いを見せつけたと言っていいだろう。その中でもとくに目立ったのが、上田だ。

 67分には、相手に身体を寄せられながらも、難しいボールをヘディングし、しっかりと三笘の元へ届けた。そこから伊東に展開され、ビッグチャンスが生まれている。



 69分には、谷口彰悟のロングパスが手前でバウンドする難しい条件ながら、これもしっかりと頭で味方に落とす。そこから再び決定機に繋がった。

 そして伊東の先制ゴールにも、上田のポストプレーが絡んでいる。ピッチ中央でうまくフリーになり、中村敬斗に預けたところから、攻撃の流れが生まれている。

 上田のタッチ数はこの日、わずか5回だったが、そのうち3回が決定機に結びついている。これほど精度の高いポストプレーを可能にするFWは世界を見ても稀だろう。

 当然ながら、小川航基や町野修斗に上田同様のプレーを求めるのは酷。スコットランド戦で初先発を飾った後藤は奮闘していたが、まだW杯で戦えるほどの経験値やスキルは備わっていない。森保ジャパンが理想とする攻撃を繰り出すには、上田の存在が不可欠なのだ。

 仮に、なんらかのアクシデントで上田がW杯メンバーから外れるようなことがあれば…。チームの戦い方に大きな影響が出ることは間違いない。各ポジションに軸となる選手はいるが、彼だけは、痛手で済むレベルではない。

 上田がいる。日本代表の強さは、ここに凝縮されているのかもしれない。

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【了】

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