
佐野海舟&鎌田大地【写真:Getty Images】
サッカー日本代表は1日(日本時間)、国際親善試合でイングランド代表と対戦。この試合では、スコットランド代表戦にて出番がなかった佐野海舟と後半からピッチに立った鎌田大地が、ボランチで先発出場した。
佐野海舟と鎌田大地のコンビが最高
スコットランド代表戦で出場時間「0」だった佐野海舟が、満を持して今回のイングランド代表との試合に出場。欧州遠征の“メイン”とされている試合に標準を合わせてきたところを見ると、森保一監督にとってボランチのファーストチョイスは同選手と言っても過言ではない。
そして、同監督はその相方に鎌田大地を選択。今回の遠征メンバーを発表した記者会見でも、同選手をボランチとしてカウントしているようなコメントを残していた。
つまり、このままいけば佐野、鎌田この2人が同ポジションのスタメン第1候補になるだろう。
それは、プレーでも我々を納得させてくれた。
前者は、十八番の守備面で活躍。データサイト『Sofa Score』によるとインターセプト4回、タックル勝利数3/4回、デュエル勝利数5/7回を記録し、特に自陣での守りで輝きを放っていた。
また、パスミスは2本(成功数:29/31回)にとどまっており、プレミアリーグで活躍する強度の高い相手にも通用することを証明している。
一方、後者は守備面では苦労したものの、攻撃面で“鎌田節”を十分に発揮。長短どちらでも正確かつ優しいパスで局面を打開していた。
左サイドバックを務めていたイングランド代表のニコ・オライリーが、左肩上がりになる傾向を理解していたこともあって、左サイドから右サイドの伊東純也や堂安律に対して、ピンポイントのロングフィードを送っている。
ピッチの状況把握とそれを叶える技術の高さが詰まったプレーだった。
支配率からもわかるように、ゲームを支配した内容ではないが、確実に日本代表をコントロールしていたのは、この2人に違いない。
それぞれ特徴がある2人だが、関係性は完璧といっていいだろう。
相手陣地では、佐野がサイドやペナルティエリアボックス手前まで縦横無尽に動き、鎌田が中央でアンカーのような立ち振る舞いをする。
自陣でのビルドアップでは、同じような上下関係に加え、横並びでサポートし合うことも多くある。
まだ、コンビを組んでそれほどの試合数を重ねているわけではないが、互いのサッカーIQの高さが、これらを実現させているのだろう。
今回の遠征メンバーから選出外となってしまった守田英正も、サッカーIQの高さを売りにしている。
ただ、「守備強度」や「機動力」の面で考えると、イングランド代表戦の佐野や鎌田を見てしまうと、メンバー外も当然の結果なのかもしれない。
さらに言ってしまうと、遠藤航が戦線に復帰しても、この2人を崩すことが難しいほど現状の完成度が高い。
FIFAランキング4位の相手に通用することは、本大会に向けてプラス材料だったことに違いないだろう。
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