ワールドカップメンバー発表前、最後のテストマッチとなったイギリス遠征を2連勝で締めくくったサッカー日本代表。限られた枠を巡る熾烈なサバイバルはここで一区切りを迎え、いよいよ最終メンバー発表に向けて注目が集まっている。大舞台への切符を掴み取るのは果たして誰になるのだろうか。26名のW杯メンバーを予想する。(成績は2日時点)[1/6ページ]
鈴木彩艶(すずき・ざいおん)

鈴木彩艶【写真:田中伸弥】
生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:パルマ(イタリア)
日本代表通算成績:23試合14失点
11月のリーグ戦で左手を負傷し、約4カ月にわたって戦列を離れていた鈴木彩艶。長期離脱によるコンディションへの不安もささやかれていたが、3月のイギリス遠征では圧巻のパフォーマンスを見せた。
長期離脱明けとは思えない安定感と存在感は、日本代表の守護神としての価値を改めて証明する内容だった。
控えにいる大迫敬介と早川友基も実力者だが、鈴木は頭一つ飛びぬけている。森保ジャパンの快進撃が続く理由は、彼が最後尾にいることも一因だ。
このまま順調に状態を維持できれば、自身初のワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りは極めて有力だ。
大迫敬介(おおさこ・けいすけ)

大迫敬介【写真:田中伸弥】
生年月日:1999年7月28日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
日本代表通算成績:11試合8失点
絶対的守護神である鈴木彩艶の控えとして、継続的に森保一監督から招集されている大迫敬介。
これまでの実績や信頼度を踏まえれば、ワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りはほぼ確実と見られている。
しかし、今シーズンのパフォーマンスにはやや陰りが見えているのも事実であり、その点は気がかりな材料と言える。
キック精度にばらつきが見られ、ビルドアップの起点としての安定感も十分とは言い難い。
ゴールキーパーというポジションの特性上、一つのミスが試合の流れを大きく左右するだけに、こうした不安定さはメンタル面にも影響を及ぼしかねない。
加えて、昨シーズンにJリーグMVPを受賞した早川友基との序列争いにおいても、現状ではやや後れを取っている印象は否めない。
W杯メンバー入りは堅いが、パフォーマンスレベルは高めたい。
早川友基(はやかわ・ともき)

早川友基【写真:田中伸弥】
生年月日:1999年3月3日
所属先:鹿島アントラーズ
日本代表通算成績:3試合0失点
昨シーズン、Jリーグ優勝を成し遂げた鹿島アントラーズの守護神として圧倒的な存在感を放ち、リーグMVPに輝いた早川友基。
その実績と安定感を踏まえれば、国内屈指の守護神がワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りを果たす可能性は極めて高い。
明治安田J1百年構想リーグでは開幕から全試合に出場を続け、東西両地区を通じて最少となるわずか「4」失点に封じ込めるなど、そのパフォーマンスは凄みを増している。
もっとも、日本代表の守護神争いは一筋縄ではいかない。
絶対的存在である鈴木彩艶が負傷から復帰し、28日のスコットランド代表戦でスーパーセーブを連発したことで、その壁はより高くなっている。
それでも、早川が持つ安定感と継続力は大きな武器であり、簡単に序列が固定される状況ではない。
