イタリア誌『リヴィスタ・ウンディチ』は3月31日、同誌公式サイトで日本サッカーに関する記事を掲載し、「日本の強さの裏にシント=トロイデンVVあり」と伝えた。スコットランドとイングランドとの2連戦において、日本代表はいずれも1-0で撃破。イングランドからは、史上初となる勝利を手繰り寄せ、欧州全土から日本が注目を浴びている。
イタリア誌が日本サッカーを称賛
イタリアのスポーツ専門誌『リヴィスタ・ウンディチ』は、「日本サッカーが急速に成長するようになってから、もう何年も経つ。これは代表チームからJリーグに至るまで、日本サッカー界のあらゆる層を巻き込んだ長期的なプログラムの成果だ。しかし、欧州の組織もまた、多かれ少なかれこの発展に寄与している。セルティックやウェスト・ハム(編集部注:男子の所属者は過去なし)も重要な役割を果たしたが、今、注目すべきはシント=トロイデンVVだ」と記し、日本サッカーの急成長を称えつつ、その中で、シント=トロイデンVVが日本サッカーの発展に寄与していると綴った。
さらに、「現在ジュピラー・プロ・リーグで3位につけているこのチームは、決して『華やか』な存在ではないかもしれない。しかし、欧州へ渡る日本人選手にとっては極めて重要な“拠点”となっている。アメリカ・メディア『The Athletic』のレポートによれば、現在の日本代表の主力のうち、実に7名がシント=トロイデンVVを経験したか、現在も在籍している選手たちだ」と報じている。
「日本人選手にとって、このクラブは『欧州の環境やプレースタイルに慣れるための完璧なコンテキスト(背景)』と認識されているのだ。2017年にベルギーへ渡った元FC東京の立石敬之氏が、当初から日本とシント=トロイデンVVの間に『開かれた架け橋』を構築してきた」と、CEOを務める立石氏が、日本とベルギーのクラブのパイプ役になったと説明している。
2015年に昇格し、今季クラブ史上最高のシーズンを過ごしているシント=トロイデンが構築したモデルの影響は、「ベルギー全土に波及している。『私たちが始めた当初、ベルギーにいた日本人選手はわずか3名だったが、今や1部と2部を合わせて25名に達している』と立石氏は語る。これは決して偶然ではない。実際にクラブは、日本国内でのシント=トロイデンVVアカデミー開設や、さらなる事業成長を見据えている。『参入当初はリーグ下位だった予算規模も、今や10位、11位まで上がってきた。これは我々が正しく投資し、成長している証だ』と立石氏は振り返る。それはクラブにとっても、そして日本サッカー界全体にとっても紛れもない事実である」と立石氏のコメントを交えて、シント=トロイデンVVの現状を伝えている。
鈴木彩艶、冨安健洋、遠藤航、鎌田大地といった日本代表の主力が、シント=トロイデンVVでプレーしてきた。今後も彼らのように、シント=トロイデンVVをステップアップの舞台とし、欧州のビッグクラブへ羽ばたく選手が現れるはずだ。ワールドカップで日本代表がさらなる旋風を巻き起こせば、立石氏が構築した「シント=トロイデンVVモデル」が一層注目を集めることは間違いない。
