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イングランド女子リーグ、悪質なタックルで現役引退の危機

text by 編集部

イングランド女子リーグ、悪質なタックルで現役引退の危機

ファウルを受けるMFケリー・スミス(ドイツ紙『ビルド』より)

 イングランド・FA女子スーパーリーグのアーセナル・レディース対サンダーランド・レディースの試合が先月の26日に行われ、同試合でファウルを受け負傷したアーセナルのMFケリー・スミスが引退に追い込まれているようだ。14日のドイツ紙『ビルド』が報じている。

 同試合で65分から出場したスミスは、71分にワンツーで抜け出し決定機を得る。その瞬間、後方から悪質なタックルを受け、タックルした選手はレッドカードで退場。ファウルを受けたスミスはそのまま立ち上がることが出来ずに75分に交代を余儀なくされた。

 右足を相手の両足で挟まれ負傷しまった同選手だが、重傷を負ってしまい引退に追い込まれている様子。

 スミスはウェブサイトを通じて「非常に腹立たしい。このファウルが頭から離れないわ。彼女が謝罪したことは素晴らしいことで良かったけれど、彼女は自身のファウルについてもっと考えるべき。謝って済まされる問題でもないもの。このファウルで現役を終えるかもしれない。彼女はこのレベルでプレーするのに十分ではないわ」と、怒りをあらわにしている。

 スミスは、イングランド女子代表をすでに引退しているためカナダW杯に出場することはないが、クラブに専念しようとしたところでとんだ災難に見舞われてしまった。

【了】

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