オランダサッカー協会(KNVB)は、19日に行われたKNVBカップ決勝AZアルクマール対NECナイメヘンで発生した異例の中断シーンについて、現地メディア『Sportnieuws.nl』に対してコメントを発表した。試合中、主審ダニー・マッケリーがタッチライン際でスマホで通話する姿が映し出され、大きな話題となっていた。同メディアが20日に掲載した。
異例の光景
注目の場面が起きたのは、AZが3-0とリードを広げた直後。マッケリー主審は突然サイドラインへ呼ばれ、スマホを受け取ると、そのまま数分間にわたって試合は中断された。スタジアム内から発煙筒や爆竹使用の可能性に関する警告が入り、審判団が状況確認を行っていたという。
テレビ中継では、主審がスマホを耳に当てる珍しい姿が映され、第4審判アラルト・リントハウト氏も協議に参加。最終的に安全上の問題はないと判断され、試合は再開された。
その後、KNVBは現地メディア『Sportnieuws.nl』に対し、今回の件についてコメントを発表した。
「発煙筒や爆竹使用と顔を覆う服装をした人物に関する複数の事案を受け、試合は一時中断された。このような行為は、禁止されているだけでなく危険でもあり、サッカーが本来あるべき姿にも反するものだ」
さらに協会は、「こうした行為をする者たちはサッカーや試合のために来ているのではない。本当のサポーターや、再開を待たされる選手たちに迷惑をかけている」と非難。
加害者は特定のうえ厳しい処分を科す方針で、発煙筒や爆竹使用者には最低18か月のスタジアム入場禁止処分と罰金が科されるとしている。
試合はその後、AZが主導権を保ったまま5-1で快勝。クラブ史上5度目となるKNVBカップ制覇を果たした。
