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「W杯に行く前提で準備していた」サッカー日本代表、遠藤航が明かした復帰までの日々。主将として抱く“特別な感情”

text by 竹中愛美 photo by Editor
遠藤航

サッカー日本代表の遠藤航【写真:編集部】



 FIFAワールドカップ2026(W杯)に臨むサッカー日本代表は5月28日、前日のオフを挟み、千葉市でトレーニングを行った。およそ4カ月前に負った左足甲の負傷で戦列を離れていた遠藤航が全体練習に合流。31日のアイスランド戦での実戦復帰を見据えるキャプテンは、復帰までの日々とW杯への思いを語った。

「ワールドカップに行くことだけにフォーカスしていた」

 およそ4カ月のリハビリ期間を経て、日本代表のキャプテンが帰ってきた。

 この日は激しい接触プレーは控えていたが、7対7のミニゲームなど、対人プレーを含む全てのメニューを消化した。

 遠藤航は2月11日のサンダーランド戦で左足甲を負傷。「(足の)指と指をつないでいる靭帯の1番目と2番目の靭帯が切れた」怪我で、長期離脱は湘南ベルマーレ所属時の肉離れ以来だった。

 一時はW杯出場も危ぶまれるほどの状況だったが、切れた靭帯を人工靭帯でつなぐ手術を決断し、懸命なリハビリで間に合わせた。

「普通のリハビリプランよりは早めてやらなきゃいけない状況だったので、日程的にはかなりタイトでした」

 それでも焦りはなかったという。

「焦ってもしょうがないので。もうとにかく自分にできることをやるしかないじゃないですか」

 歩くところから始まったリハビリ。毎週少しずつできることを増やしながら、W杯だけを見据えて過ごしてきた。

「ワールドカップに行くことだけにフォーカスしていました。毎日、自分のできることを100%、120%でやることだけを意識して毎日過ごしていた感じです」

 そして、迎えたメンバー発表。遠藤は「ワールドカップに行く前提で準備していた」と振り返る。

「その日(メンバー発表のあった5月15日)に最後のリハビリプログラムも終わったので、“ここからまた新たなスタートだな”という感じでした」

 今回のW杯は、遠藤にとって特別な意味を持つ大会でもある。森保ジャパンのキャプテンとしてチームを支え続けてきた33歳は、「監督と一緒に作り上げてきた感覚もある」と語る。

「(これまでの)2 回よりはちょっと特別な感情じゃないですけど、キャプテンとして挑むワールドカップは特別な気持ちにはなります」

 一方で、負傷により招集外となった三笘薫や南野拓実ら、共に戦ってきた仲間たちへの思いも口にした。

「怪我で来られなかった選手たちは本人が1番辛い。でも、薫と拓実の分もプレーしなきゃいけないのは間違いなく、僕ら選手たちに与えられた責任というか、使命みたいなところ。入れなかったメンバーもいるわけなので、そういった選手たちの思いもしっかり背負っていきながらワールドカップに挑まないといけないですよね」

 プレミアリーグ最終節でベンチ入りこそしたものの、未だに実戦復帰には至っていない。5月31日のアイスランド戦、6月14日のW杯グループリーグ初戦、オランダ戦を踏まえると、コンディションを上げていく必要がある。

「俺はアイスランド戦で100%でやる気持ちでいるので、頑張ります」

 日本代表のキャプテンは、再びW杯の舞台へ歩みを進めている。

(取材・文:竹中愛美)

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