FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で主審を務める予定だったソマリア人審判のオマル・アルタンが、アメリカへの入国を拒否された問題についてコメントを発表した。ブラジル『ge』が、現地時間8日に報じている。
オマル・アルタン氏が声明
34歳のアルタン氏は、FIFAから北中米W杯の担当審判の一人として選出されていた。実現すればソマリア出身者として初めてW杯で笛を吹く審判となるはずだったが、入国手続き上の問題によりアメリカへの入国を認められず、大会参加が不可能となった。
同氏は声明の中で、「このような状況ではあるが、私は前向きな気持ちでおり、今後のキャリアにおける新たな挑戦に集中している」と心境を明かした。
さらに、「サッカーファミリーの皆さんから寄せられたメッセージに感謝したい。そしてワールドカップに参加する仲間たちの成功を願っている。将来また彼らと会えることを楽しみにしている」とコメント。
また、「FIFAとCAF(アフリカサッカー連盟)のサポートにも感謝している。今後も自身のレベル向上に努め、未来に目を向けていきたい」と続けた。
報道によると、アルタン氏はアメリカ入国に必要な査証(ビザ)の取得に苦戦。ケニア・ナイロビにあるソマリア大使館の支援を受けて外交旅券を取得したものの、最終的にアメリカの入国審査で受け入れられなかったという。
アルタン氏はアフリカを代表する審判の一人として知られ、2025年にはCAFチャンピオンズリーグ決勝 2025の主審を担当。同年にはCAFから年間最優秀主審にも選出されていた。
FIFAは今回の件について、「オマール・アブドゥルカディル・アルタン氏はアメリカへの入国を拒否されたため、FIFAワールドカップ2026での活動およびトレーニングに参加できない」と説明。
その上で、「FIFAは開催国の入国管理や査証発給の手続きには関与しておらず、現時点で同氏の状況が変更される予定はないとの報告を受けている」との声明を発表している。
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