メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日未明に開幕する。開催国のメキシコ代表は開幕戦で南アフリカ代表と対戦。9大会連続18回目の出場となるメキシコ代表の指揮官を紹介する。
メキシコを知り尽くす67歳のベテラン指揮官
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メキシコ代表を率いるのはメキシコシティ出身のハビエル・アギーレ監督だ。
1958年生まれで、現在67歳の指揮官は現役時代、中盤を主戦場としながら、フォワードやディフェンダーも経験。1986年のメキシコW杯では全5試合に出場し、8強入りに貢献した。
現役引退後は1994年のアメリカW杯にアシスタントコーチとして、メキシコ代表に帯同。さらに、代表監督として2002年の日韓W杯、2010年の南アフリカW杯の2大会で指揮を執った。
2014年7月には日本代表監督に就任。しかし、スペイン1部のラ・リーガ時代の八百長疑惑が報じられ、2015年2月のアジアカップ後に退任した。
その後、エジプト代表やCDレガネス、CFモンテレイ、RCDマジョルカで指揮官を務め、2024年7月にメキシコ代表監督に復帰。アギーレ監督にとって、今回の北中米W杯は指揮官として臨む3度目のW杯となる。
今大会の目標は、地元での史上最高成績に並ぶことだ。1970年、1986年と、メキシコは自国開催のW杯でベスト8入りを果たしている。
“エル・トリ”(メキシコ代表の愛称)は1994年大会以降、7大会連続で決勝トーナメント進出を果たしながら、いずれもベスト16で敗退している。
アギーレ監督が得意とするのは「堅守速攻」。守備時にコンパクトな陣形を保ちながらボールを奪い、素早く前線へ運ぶトランジションを重視する。派手さよりも組織力を優先する現実的なスタイルは、これまで率いてきたクラブや代表チームでも一貫していた。
メキシコは今年、親善試合でポルトガル代表やベルギー代表と引き分けるなど、7試合で5勝2分。アギーレ監督の下で着実にチーム力を高めている。
ロイター通信によると、地元メディアでは今大会終了後の退任が報じられている。FIFA(国際サッカー連盟)の公式ホームページでは、「指導者としてのキャリアで最高の瞬間が訪れようとしている」とコメントしており、自国開催のW杯に強い思いを抱いていることがうかがえる。
選手として1986年の自国開催W杯を戦ったアギーレ監督。40年の時を経て、今度は監督として母国開催のW杯に挑む。メキシコサッカー界を知り尽くしたベテラン指揮官は、母国に悲願のベスト8以上をもたらせるだろうか。
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