カーボベルデ代表GKヴォジーニャの母親が、ビザに関する問題によってアメリカで開催されているFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)の初戦を現地観戦できなかったことを受け、アメリカ政府がビザ取得支援に乗り出した。カタールメディア『アルジャジーラ』が17日に報じている。
カーボベルデ代表GKヴォジーニャの母親をアメリカ政府が支援?
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現地時間15日に行われたグループリーグ初戦で、W杯初出場のカーボベルデは優勝候補のスペイン代表と対戦。ヴォジーニャは再三の好セーブを見せ、強力攻撃陣を相手に無失点に抑える活躍を披露した。試合は0-0の引き分けに終わり、カーボベルデは歴史的な勝ち点1を獲得した。
しかし試合終了後、40歳の守護神は涙を流しながら取材に応じ、その理由の一つとして母親の不在を挙げた。
同選手は「母はビザの問題でここに来ることができなかった。ビザのためのお金を期限までに用意することができず、母にここにいてほしかった」と語っている。
カーボベルデは今年1月、アメリカ政府が導入した特別なビザ制度の対象国に含まれていた。同制度では、一部の国の国民に対し最大1万5000ドル(約220万円)の保証金支払いが求められていたという。
その後、アメリカ政府は北中米W杯観戦チケット保有者については適用除外とする方針を発表したものの、ヴォジーニャの母アナ・カンディダ・エヴォラさんは高額な費用負担を懸念し、渡航を断念していた。
この出来事はアメリカ国内でも反響を呼んでいる模様で、アメリカ下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ氏はSNSで「歴史を作る我が子の姿を見る機会を失う母親がいてはならない」と投稿。「次戦を観戦できるよう、マルコ・ルビオ国務長官に可能な限りの対応を求めた」と明らかにした。
一方、アメリカ国務省の関係者は、エヴォラさんによるビザ申請の記録は確認できていないとしながらも、選手の家族は保証金免除の対象になると説明。現在はヴォジーニャの家族と連絡を取り、ビザ取得を支援していることを明かしている。
今大会では入国やビザを巡る問題が相次いでおり、ソマリア人主審のオマール・アルタンの入国拒否や、イラン代表スタッフのビザ発給問題なども報じられている。そうした中、歴史的な試合で母親に勇姿を見せられなかったカーボベルデ代表守護神のエピソードが、大きな注目を集めている。
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