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口元を隠しても退場にならず…イングランド代表ベリンガムのケースから見る北中米W杯新ルール

text by 編集部 photo by Getty Images

イングランド代表MFジュード・ベリンガム
口元を隠して会話するイングランド代表MFジュード・ベリンガム【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で導入された新ルールにより、「口元を隠して相手選手と会話する行為」が退場の対象となる可能性がある中、イングランド代表MFジュード・ベリンガムがガーナ代表FWジョルダン・アイェウとの会話中に口元を隠していた場面が話題となった。イギリス『BBC』は24日、その場面で退場処分が科されなかった理由を解説している。

イングランド代表MFジュード・ベリンガムの行為は対象外


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 今大会では、対戦相手との口論や対立的な状況で口元を隠して会話した場合、レッドカードの対象となる新ルールが導入された。このルールは、今年2月にベンフィカ対レアル・マドリードで発生した事案を受けてFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長の要請で採用されたものだ。

 実際に、パラグアイ代表MFミゲル・アルミロンはトルコ代表戦で口元を隠して相手選手と会話したとして、VAR介入の末に今大会初の退場処分を受けている。

 一方で、ベリンガムはガーナ戦でジョルダン・アイェウと会話する際に口元を手で覆っていたものの、VARレビューの対象とはならなかった。

 その理由について、『BBC』は「文脈が重要」と指摘。FIFA審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ氏は大会前、「友好的な会話であれば口元を隠しても問題ない」と説明していた。


 実際、ベリンガムとアイェウの間に敵意や衝突はなく、単なる会話だったとされる。対照的にアルミロンのケースでは、両チームの選手が入り乱れる騒然とした状況の中で行われたやり取りだったことが処分の決め手となった。

 インファンティーノ会長も「何も隠すことがなければ、口元を隠して話す必要はない」とルールの意図を説明しているが、一方で相手選手が意図的にアピールして退場を誘発する可能性など、運用面への懸念も指摘されている。

 なお、このルールは各大会が採用の可否を選択できる方式となっており、現時点では北中米W杯のみで適用されている。適用基準の曖昧さや一貫性の確保の難しさから、各国リーグへの導入は不透明な状況だ。

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