【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32、ブラジル代表対日本代表の試合が現地時間29日に行われ、日本は1-2で敗れた。ブラジルメディアや英紙は、優勝候補を苦しめた森保一監督率いる日本を評価する一方で、試合中の修正で流れを変えたカルロ・アンチェロッティ監督の手腕にも注目している。
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ブラジル戦で見えた“監督の差”
日本は前半に佐野海舟のゴールで先制。コンパクトな守備と鋭いカウンターでブラジルを封じたが、後半にカゼミーロの同点弾を許すと、終了間際にガブリエウ・マルティネッリに決勝点を奪われた。
ブラジルメディア『UOL』は、「森保監督の仕事が、より長い継続性によって日本に明確な型を与えたことに疑いはない」と評価。前半の日本について、守備ブロックは「非常によく配置され、突破不可能に見えた」とし、ブラジルは焦りからミスを重ねたと伝えている。
しかし同時に、同メディアは「アンチェロッティは世界の一流監督である理由を示した」と、両国の指揮官を比較した。
後半、同監督はエンドリッキを投入して4-2-4気味に変更。ヴィニシウス・ジュニオールをワイドのエリアで使い、クロスを増やして日本の守備を押し込んだ。さらに、前半不調だったカゼミーロとダニーロを残した判断も的中したと評価している。
英紙『The Guardian』も、前半の日本を「より速く、より滑らかで、より鋭く、より想像力があった」と称えた。一方で、後半に日本が固くなったわけではなく、「相手監督に攻略された」と分析。エンドリッキ投入とシステム変更が試合を完全に変えたと見ている。
また、ブラジルメディア『ge』は「目利きか、スター性か、単なる幸運か。好きに呼べばいいが、日本戦の勝利は何よりアンチェロッティの試合の読みを通じてもたらされた」と表現。カゼミーロを残す“国民の意見に逆らう”決断が同点弾につながったと、やはり百戦錬磨の指揮官の判断が勝利をもたらしたと強調している。
森保監督の準備はブラジルを本気で追い込んだ。しかし、試合の中で相手の快適な場所を奪い、投入選手と配置転換で流れを変えたのはアンチェロッティ監督だった。惜敗の裏には、両監督の手腕と、その場で変える力の差が浮かび上がった。
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