サッカー日本代表 佐野海舟【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32で、日本代表はブラジル代表に1-2で敗れた。しかし、世界屈指の強豪を相手に、日本の戦いぶりは確かな爪痕を残した。その中心にいたのが佐野海舟だ。代表初ゴールを含む圧巻のパフォーマンスで王国を苦しめた男は、この大舞台で自らの価値を世界に証明してみせた。
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ブラジル代表を震わせた佐野海舟の一撃
世界トップクラスのタレントが揃うブラジル代表を、最もヒヤリとさせた日本代表の選手は、紛れもなく佐野海舟だろう。
日本に待望の先制点をもたらしたのは29分。相手サイドバックのダニーロのパスをハーフウェーラインでインターセプトすると、そのまま自らボールを運んでシュート。ブラジルの守護神アリソン・ベッカーを破り、ゴール左隅へと突き刺した。
中盤で攻守が激しく入れ替わる中、佐野の切り替えの速さは群を抜いていた。元々得意とするプレーではあるが、この大舞台で、しかもブラジル相手にそれを完遂してみせたことは、並大抵のことではない。
しかも、これが代表初ゴールだったというのだから、まさに「持っている」選手と言えるだろう。
W杯は国を背負って世界と戦う唯一無二の舞台であると同時に、世界中のサッカー関係者に向けた最大級の見本市でもある。
今季、ブンデスリーガでリーグ戦全34試合にフル出場したという実績だけでも十分に価値がある。しかし、ブラジル代表相手に決めたこの一撃は、欧州のビッグクラブに向けた何よりの名刺代わりになったのではないだろうか。
トップレベルの強度を90分間維持できる運動量と稼働率の高さは、どのビッグクラブにとっても魅力的な人材である。
個の力で世界の相手からゴールをこじ開けた佐野が、この先どのようなステップアップを遂げていくのか。今から楽しみで仕方がない。
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