
ブラジル代表戦のサッカー日本代表【写真:田中伸弥】
日本代表のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)が終わった。そして視線は2027年AFC アジアカップ・サウジアラビア大会へ移る。3CBの安定、手薄なウイングバックの層、そして佐藤龍之介ら次世代候補の台頭。ブラジル戦で露呈した選手層の課題を踏まえ、次に試すべきポジションとニューカマーの可能性を探る。
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日本代表、次の未来へ
日本代表にとっての北中米W杯が幕を閉じた。ブラジルに1-2で敗れ、またしても決勝トーナメント1回戦で姿を消した。悔しさが残る一方で、視線はすでに次の4年間へと向かう。
その第1関門は、夏の祭典から1年経たずにやってくる。来年1月から1か月に渡って行われる、AFC アジアカップ・サウジアラビア大会だ。4年のスパンを踏まえつつ、本稿では“補強ポイント”について考えたい。
まず守備の骨格について。谷口彰悟、冨安健洋、伊藤洋輝、渡辺剛、板倉滉らがローテーションで務めた3CBは今大会も機能し、ブラジルの攻撃陣が相手でも最後まで体を張り続けた。
2030年に板倉と渡辺が33歳、冨安と伊藤が31歳、そして谷口は38歳を迎える。だが、最終ラインにそれほど不安はないだろう。今大会はコンディション不良が響いて選外だった高井幸大は4年後でも26歳。鈴木淳之介も同い年だ。さらにはロス五輪世代から市原吏音や喜多壱也らの突き上げもある。
そしてCBというポジションの特性上、ある程度年齢を重ねても経験とインテリジェンスでカバーできる。カタールW杯でチアゴ・シウバが38歳で躍動していたことを考えると、今大会で輝いた谷口にも可能性がないわけではない。
不運にも怪我人が続出したシャドーの位置では、鈴木唯人のさらなる飛躍が期待される。今大会、彼は局面での推進力と技術の高さを示したが、決定的な仕事の場面ではまだ一歩及ばなかった。
プレーを振り返ると大会直前に負った鎖骨骨折の影響は少なそうだったが、万全ではなかっただろう。本格的なブレイクは持ち越しとなった。
ボランチに関しては選考の段階で議論があったが、やはり中盤とシャドーを兼任できる選手をもうひとり呼んでおくべきだった。その意味で、藤田譲瑠チマと佐野航大、松木玖生らには大いに期待したい。
【3-4-2-1】のシステムを今後も採用するのなら、ウイングバックの層の薄さは気になるところだ。今大会で選外となった佐藤龍之介が左右両対応だが、シャドーでの起用も望まれる。
特に左WBのポジションは、仮に三笘薫が復帰しても競争活性化のために複数の選手の台頭が望ましい。切り札である伊東純也をスタートから起用すると、控えのオプションがほぼ残っていないという事実が今大会で改めて露呈した。佐藤にはすでにそのポテンシャルがあるが、タレントは多いに越したことはない。
前回のアジアカップ・カタール大会を振り返ると、ニュースターの誕生は4年後の未来に大きな影響がある。中村敬斗は三笘不在の左サイドで躍動し、鈴木彩艶はMVP級のタレントに成長した。
今大会で得た様々な課題に向き合いながら、そう遠くない未来に向けて動き出す。すでに日本代表の次のフェーズがやってきた。
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