カーボベルデの守護神、ヴォジーニャはメッシの寄せにも動じず落ち着いてプレー【写真:Getty Images】
熱戦が続くFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。日本時間7月4日に行われた決勝トーナメント1回戦で、アルゼンチン代表が延長戦の末、カーボベルデ代表を3-2で下した。その激闘の中で、最後まで世界王者を苦しめたのが40歳の守護神、ヴォジーニャだった。今大会で世界中を驚かせたベテランGKは、この日もスーパーセーブを連発。試合後には肩を落とす仲間を鼓舞し、その姿はピッチ内外で多くの人々の心を動かした。
メッシを何度も止めた40歳。世界中が注目した“小国の守護神”
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世界ランキング67位のカーボベルデは、前回王者アルゼンチンを相手に一歩も引かなかった。
リオネル・メッシに29分に先制点を許したものの、後半はデロイ・ドゥアルテの同点弾で追いつく。延長戦でも一度は勝ち越されながら、シドニー・ロペス・カブラルの豪快なミドルで再び追いつき、最後まで王者を苦しめた。
その戦いを支えた最大の存在が、40歳のGKヴォジーニャだった。
18分にはメッシの直接FKを冷静にキャッチし、63分にはメッシとの1対1を好セーブで阻止。73分には再びメッシが意表を突いたFKを直接狙ったが、横っ飛びのスーパーセーブでゴールを許さなかった。アディショナルタイムにもコースが変わったボールへ瞬時に反応するなど、この日も何度もスタジアムを沸かせた。
今大会、ヴォジーニャは世界中のサッカーファンを魅了してきた。
40歳で迎えた自身初のワールドカップ。カーボベルデも初出場ながら、第1戦のスペイン戦では猛攻を封じてクリーンシートを達成し、一躍世界的に話題となった。試合前までおよそ5万人だったインスタグラムのフォロワー数は、スペイン戦後に500万人を突破。
その後も増え続け、第2戦後には1500万人を超え、このアルゼンチン戦前にはおよそ1770万人だったが、試合後には1885万人に到達した。大会前から比べれば、およそ400倍という驚異的な伸びを記録している。
もちろん、人々を引きつけた理由は好セーブだけではないだろう。
試合終了の笛が鳴ると、ヴォジーニャは真っ先に肩を落とすチームメートへ歩み寄り、一人ひとりを励まし続けた。敗戦の悔しさを抱えながらも、最後まで前を向こうとするベテランの姿勢は、多くのファンの胸を打った。
カーボベルデはベスト16進出こそ逃した。しかし、世界王者アルゼンチンを延長戦まで追い込み、堂々と渡り合った90分、そして40歳の守護神、ヴォジーニャが見せたプレーと振る舞いは、間違いなく今大会を象徴する名場面の一つとして語り継がれるはずだ。
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