北中米W杯準決勝、フランス対スペインを担当したイバン・バルトン主審【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)準決勝のフランス代表対スペイン代表は、エルサルバドル出身のイバン・バルトン主審が担当した。グループステージの日本代表対スウェーデン代表でも笛を吹き、中村敬斗のソックスを厳しく注意する場面などで話題となった35歳のレフェリーは、試合開始直後にバニシング・スプレーを携帯し忘れる珍事があったものの、大舞台では落ち着いたジャッジを見せた。
日本代表戦で話題となったバルトン主審。準決勝ではまさかの珍事
スペインがフランスを2-0で下し、決勝進出を決めた一戦。そのピッチで笛を吹いたのは、日本対スウェーデン戦も担当したイバン・バルトン主審だった。
バルトン主審は今大会4試合目の担当。グループFの日本代表対スウェーデン代表で主審を務めた際には、中村敬斗のソックスを厳しくチェックしたことや判定を巡って話題となり、準決勝の担当決定時から注目を集めていた。
副審はエルサルバドルとアルゼンチンのコンビ、第4審判はスウェーデン出身のグレン・ニーベリ氏が務めた。
そんな大一番で思わぬハプニングが起きた。
8分、スペインがペナルティーエリア手前でFKを獲得。バルトン主審は壁の位置をセットしたものの、バニシング・スプレーを使用しなかったため、スペインの選手たちがマーキングを要求した。
確認すると、バルトン主審はスプレーを携帯しておらず、第4審判がベンチから届けるという珍事が発生。無事に試合は再開されたが、W杯準決勝では異例のワンシーンとなった。
もっとも、その後のレフェリングは大きな混乱もなく試合をコントロールした。
前半のスペインの先制点につながったPKの場面では、ラミン・ヤマルがペナルティーエリア内で足を踏まれたプレーを見逃さず、迷いなくPKを宣告。VARによる大きな介入を要する場面も少なく、試合全体を通して安定した判定を続けた。
日本対スウェーデン戦では判定やソックスのチェックなどが注目を集めたバルトン主審だったが、世界中が注目する準決勝では、開始直後の”忘れ物”というハプニングこそあったものの、その後は落ち着いたレフェリングで大一番を裁き切った。
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