フットボールチャンネル

モウリーニョ監督のレアル初陣は白星発進 見えた“新システム”と強度重視、現地が挙げた収穫と課題

text by 編集部 photo by Getty Images
ジョゼ・モウリーニョ監督

ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】



 レアル・マドリードはプレシーズン初戦でアルコルコンと対戦し、1-0で勝利した。ジョゼ・モウリーニョ監督の第2次政権初陣は、81分に下部組織所属のヤニェスがPKを決めて白星発進。なお、今回の試合は無観客で行われている。

モウリーニョ監督のレアル初陣は白星発進

 モウリーニョ監督は、GKアンドリー・ルニンを先発起用。DFには右からトレント・アレクサンダー=アーノルド、ラウール・アセンシオ、ディーン・ハイセン、アルバロ・カレーラスを並べた。

 中盤はMFホルヘ・セステロ、エドゥアルド・カマヴィンガ、アルダ・ギュレルを配置。前線は右にフランコ・マスタントゥオーノ、中央にゴンサロ・ガルシア、左にガブリ・バレロが入った。トップチームの選手を中心とした先発組には約70分間の出場機会を与え、その後は下部組織の選手へ大幅に入れ替えている。

 新体制で最も注目されたのが中盤の配置だ。スペインメディア『カデナ・セール』は、ダブルボランチとトップ下を置く4-2-3-1を採用したと指摘。ジュード・ベリンガムら攻撃的MFの能力を引き出しつつ、中盤の安定性を高める狙いがあるのではないかと分析した。一方、『AS』は実際の立ち位置を4-3-3に近いと評価。実際には、ハイプレス時にギュレルが前へ出て、守備ブロックを下げる局面ではカマヴィンガが低い位置を取る可変的な形だった。



 『AS』によると、コーチングスタッフがベンチから「緊張感」や「強度」を意味する“テンシオン”という言葉を繰り返したという。序盤は激しい入りを見せたものの、時間の経過とともに勢いが低下。組織的で秩序はあった一方、攻撃の輝きや決定機は少なく、まだ構築途中という印象を残した。

 個人では右サイドから攻撃をけん引したマスタントゥオーノが高評価を受け、PKを失敗したギュレルもセットプレーやトップ下で存在感を示した。また、スタッフ入りしたサミ・ケディラ氏は監督と選手をつなぐ役割を担うとみられている。初戦では、モウリーニョ監督が目指す規律、強度、中盤重視のチーム作りが垣間見えた。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top