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上田綺世ら所属のフェイエノールト、サポーターが花火をピッチと観客へ発射 5人が負傷の事態、オランダ協会が声明「サッカー界に必要ない」

text by 編集部 photo by Getty Images
フェイエノールト

【写真:Getty Images】



 オランダ・エールディヴィジ第3節、SCカンブール対フェイエノールトの試合が現地時間23日に行われ、フェイエノールトのサポーター席から花火がピッチや観客席へ向けて発射される事態が発生した。試合は一時中断され、カンブールの観客5人が負傷。オランダサッカー協会(KNVB)は事件を強く非難し、「こうした人物はサッカー界に必要ない」と厳しい声明を発表している。

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サポーターが花火をピッチと観客へ発射

 問題が起きたのは、試合開始後10分を経過した時だった。フェイエノールトサポーターが集まるアウェイ席で大量の花火がたかれ、その一部がピッチや周囲のホーム側観客席へ向けて発射された。フェイエノールトのGKチャーク・エルンストも花火を避けるために走って退避し、間一髪で直撃を免れたという。

 主審のダニー・マッケリー氏は選手たちをロッカールームへ戻し、試合を中断した。カンブールによると、関係者との協議とKNVBの規定に基づき、約10分後に再開。選手や監督、審判員に被害はなかったが、ホーム側の観客5人がやけどや聴覚障害、目の負傷を負った。試合は最終的にフェイエノールトが5-2で勝利したものの、現地での関心は結果以上に事件へ集まった。

 KNVBは、スタジアムでの花火について「禁止されており、危険。サッカーが本来目指すものに反している」と指摘。「選手や審判、サポーターを犠牲にし、今回のように深刻な結果を招く可能性がある」と非難した。さらに、実行者の特定と厳罰に取り組み、全国のスタジアムを対象とした入場禁止処分を科す可能性も明らかにしている。



 カンブールも「完全に容認できず、サッカースタジアムには一切ふさわしくない」と声明を発表し、当局と連携して関係者を特定、処罰する方針を示した。DFジャマル・アモファは、事件前はチームが良い入りを見せていたと振り返りつつ、「これはサッカーにあってはならない」と怒りを表している。

 オランダ誌『Voetbal International』は、花火がカンブールの観客だけでなく選手も危険にさらしたと報道。試合を再開できるか一時は不透明だったと伝えた。ファンによる危険行為が負傷者を出す深刻な事態となり、今後は映像などを用いた実行者の特定と、クラブやKNVBによる処分が焦点となる。

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