【写真:Getty Images】
スペイン・ラ・リーガのレアル・マドリード対レアル・ソシエダが現地時間26日に行われ、ホームのマドリーが4-1で大勝した。序盤の試合展開に不満を示したマドリーのサポーターからブーイングが浴びせられたが、FWキリアン・エムバペのハットトリックなどで空気は一変。スペインメディア『Mundo Deportivo』は、試合終盤には大きな歓声と拍手が送られたことを伝えている。
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現地紙「トリデンテがモウリーニョの下で機能し始めた」
今夏マドリーに帰還したジョゼ・モウリーニョ監督にとっては、13年ぶりとなるベルナベウでの指揮だった。指揮官は試合前に大きな拍手で迎えられたものの、チームはボールを握りながらも攻撃を完結できず、30分ごろにはスタンドから明確なブーイングが発生。
同メディアは、35分にセルヒオ・ゴメスが決定機を迎えたシーンでブーイングが起きると、モウリーニョ監督は5人の選手に対して即座にウォーミングアップを命じていたと伝えた。それでも39分、MFフェデリコ・バルベルデのパスを受けたエムバペが先制点を記録する。
しかし、43分にルカ・スチッチのゴールで同点に追いつかれる。それでも59分、エムバペがMFジュード・ベリンガムとの素早いワンツーから勝ち越しゴールを決めた。さらに、67分にはFWヴィニシウス・ジュニオール、79分にはエムバペがハットトリックを達成し、4-1でマドリーが勝利している。
特に大きく変わったのが、ヴィニシウスに対するスタンドの反応だったという。試合中にはボールを持つたびにブーイングを浴びる場面もあったが、1得点1アシストを記録すると、交代時には大きな拍手が送られた。スペイン紙『El País』は、エムバペとベリンガムがベルナベウを落ち着かせ、最初の1時間に漂っていた緊張を大勝によって和らげたと指摘した。
スペインメディア『Mundo Deportivo』は「トリデンテがモウリーニョの下で機能し始めた」と評価。これまでエムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムは、同時に出場すると互いの特徴を消してしまうことも多かったが、この試合では「調和し、一体となった関係」が初めて見られたと分析している。
一方で、攻撃の破壊力を称賛しつつも、守備の脆さやボールを持たない場面での組織、プレスには依然として課題が残ると指摘した。ブーイングを歓声に変えた4発大勝は、再建途中にあるモウリーニョ体制にとって大きな一歩となったが、完全に不安を払拭したわけではないようだ。