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編集日記 11年前

モウリーニョが語るチーム内の軋轢とバルセロナ

text by 植田路生 photo by Kazuhito Yamada

モウリーニョとカシージャス。軋轢の真相は?

――あなたは自分が批判されていると思っていますが、あなた自身がしばしば論争の種を蒔いています。

モウリーニョ「それはどんな?」

――セルヒオ・ラモスやカシージャスとのことです。ちょっとした軋轢がありませんでしたか?

モウリーニョ「(穏やかに)いやいや、それは誤解だ。カシージャスに聞いてみればいい。はっきり違うと言うはずだ(このインタビューの翌日、カシージャスは自身のフェイスブックでモウリーニョとの関係が良好であることを表明した)。そうした話をいったい誰が作り出して、どうやって広まっていくのか! 別の日には、私がジズー(ジダン)と会って話をしたという噂が広まったが、いったい誰が見たというのか!」

 記者が核心に触れると、わかりやすい“すっとぼけ”をかましてくれていますが、さらに突っ込むとちょっと怒っています。モウリーニョは「軋轢はない」と常々公言しているので、この辺は一貫していますね。

 とはいえ、ご存知の方も多いと思いますが、チーム内で何かしらの衝突があったのは事実。つい先月、カシージャスの恋人でジャーナリストのサラ・カルボネロが「チームが分裂している」と報道したことも記憶に新しいところです。

 監督のサイクルは3年で一区切りとも言われています。今季の結果にかかわらず、モウリーニョはマドリーを去ってしまうかもしれません。

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