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長友佑都 11年前

久しぶりの勝利を掴んだインテル。長友と監督が語る勝利の要因

3試合勝利のなかったインテル・ミラノは10日、セリエA第24節でホームにキエーボを迎え、3-1で勝利した。4試合ぶりの勝利となったインテルは、長友が左サイドバックで90分間安定したプレーを見せた。『試合中にポジションが変わらないのは久しぶり』と本人も語ったように、チームとしても安定した戦いで勝利を引き寄せた。

text by 神尾光臣 photo by Kazuhito Yamada

長友佑都コメント


左サイドバックで勝利に貢献した長友【写真:山田一仁】

――いい形で勝てましたね
「そうですね、今日は最初から気持ちが入っていて。選手みんなでも話してね、やっぱり球際で負けない部分とか、気持ちを見せて行こうということを、今日は(意識して)入れたんで、良かったんじゃないかと思います」

――惜しいシュートがありました
「そうですね、狙って行ってたんで。まあちょっと、決めれそうだったんですけど、これは次に持ち越しということで、次にまた狙って行きたいと思います」

――ガルガーノとの連係も良かったですね。
「監督もカッサーノが持った時に上がれということを言っていたんで。(ガルガーノも)後ろを気にせず上がってくれということを言っていたんで。すごいガルガーノもバランスを取ってくれて、試合中にすごく話せてたんで、すごい良かったんじゃないかと思います」

――久しぶりにポジションも一貫して…
「そうですね。一試合通してポジション変わらないのは久しぶりじゃないかと(笑)。まあでも、…良かったんじゃないかと思いますけど」

――クロスに対するFWの反応などは
「そうですね。もっと話していかなきゃ行けないなと。今までパラシオが一人で入っていたという状態ばっかりだったんだけど、今日はミリートもいたんで、その中でニアに入るのか、ファーに誰かいるのかというのが、ちょっとまた話し合いたいなと思います」

――そのクロス、今日はニアに行った印象が強かったが
「今日は相手も身長が高かったので、中に固まってたし、なかなかファーっていうのは難しいかなと思ったんで。まあニアに一人潰れてくれる、っていうイメージだったんですけど…。まあまあまた、合わせて行きたいと思っています」

監督コメント

インテル アンドレア・ストラマッチョーニ監督

「今日は選手が勝利への意欲を前面に出し、良いプレイをよりスピーディに出そうと意識して戦ってくれた。シエナ戦では落ちるところまで落ちたという印象で、もうアレは繰り返して欲しくはなかったからね。クズマノビッチがDFの前で”盾”としてプレイしてくれたことで、DF陣も安定してプレイすることが出来た。デキ(スタンコビッチ)も復帰したが、あの位置でプレイ出来るMFがこれまではいなかったのだ。

 現在のチーム状況を考え、バランスを崩さないようにするためにはどうしたらいいかを考えて4バックを選択した。8連勝中は3バックで結果を出したのは事実だが、あの最中にも4バックで戦って勝利したことはある。そもそも3バックは、あの戦力の中で3トップを成立させつつバランスを取るにはどうしたら良いかを考えて導入したまでだ」

【了】

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