金崎夢生、“殊勲のデビュー戦”に見る戦術効果を徹底分析

17日に行われたニュルンベルク対ハノーファー戦で金崎夢生がブンデスリーガデビューを果たした(試合は2-2)。後半途中出場、31分のプレーではあったが、同点弾の起点になるなど、ニュルンベルクに戦術的なプラス効果をもたらした。“金崎効果”を戦術的視点から徹底分析する。

2013年02月20日(Wed)9時27分配信

text by 河治良幸 photo Ryota Harada
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同点弾の起点となった金崎夢生


【写真:原田亮太】

 ハノーファーが1点をリードし、3分が提示されたロスタイムもすでに1分が過ぎたところだった。清武がスライディングでボールを拾ったところから、バリッチュを経由してチャンドラーが右サイドラインで構える金崎に展開。

 速いワンバウンドのパスを左足でピタリと止めると、寄せていたラウシュをターンからの右足フェイントで抜き、外に追い越すチャンドラーに付いてきたフスティの注意を中に仕掛ける素振りで引き付け、右足アウトでチャンドラーへ。

 そこから再び縦に走ってチャンドラーのスペースをキープすると、チャンドラーの速いクロスがポルターのゴールをアシストした。

 チームメートたちは殊勲の同点弾を決めたポルターのもとに駆け寄って祝福。その中には清武と金崎もいたが、清武は戻り際に日本人チームメートのふさふさの髪をくしゃくしゃと掻いてねぎらった。

 金崎がニュルンベルクに移籍してから初めてブンデスリーガのピッチに立ったこの日。62分に投入されてから30分で、貴重な得点の起点になるプレーを披露したことで、金崎の注目はドイツでも大きくなるはずだが、この試合を通して見られたのは、ニュルンベルクの攻撃に戦術的なプラス効果をもたらす3つの特徴だ。

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