内田篤人のクロスはなぜ得点を演出できるのか?

9日、ブンデスリーガ第25節、シャルケ対ボルシア・ドルトムントの一戦は2-1でホームのシャルケが勝利した。ケガのため離脱していた内田篤人は復帰戦となったが2アシストと大活躍。彼の優れたクロスを徹底分析する。

2013年03月10日(Sun)13時21分配信

text by 河治良幸 photo Ryota Harada
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内田の2つのアシストでシャルケが快勝

 内田篤人がヴェルティンス・アレナに帰ってきた。右太ももの肉離れで離脱してから5試合ぶりの出場は、ドイツで最も注目される試合の1つであるルール・ダービーだったが、戦力的な守備と効果的な攻撃参加を繰り出し、前半に見事な2つのアシスト。

 4日前にCLのシャフタール・ドネツク戦を戦い、疲労の見えるドルトムントは後半に盛り返し、カウンターからレバントフスキのゴールで1点差としたが、最後はシャルケが全員で守り切って2位ドルトムントに2-1で勝利した。

 右サイドにおけるタイミングの良い攻め上がり、そしてファルファンとの阿吽のコンビネーションから幾度となくチャンスを作り出した内田だが、やはり2つの得点をアシストしたプレーに内田の持ち味、そしてチームにおける彼の活かし方がよく表れていた。ここでは、その2ゴールについて、展開を追いながら解析したい。

 前半12分のドラクスラーの得点をアシストしたシーン。自陣の左サイドを起点とした速攻がはまった形だが、カウンターの局面でもなるべく前でボールを奪おうとするドルトムントの守備を逆手に取るシャルケの鮮やかな展開に、右サイドの内田とファルファンが見事に絡んだことで生まれたゴールだ。

 ボールを拾ったノイシュテーターから縦パスを受けたフンテラールがキープする間に、右サイドをファルファンが駆け上がる。そのファルファンに、インサイドを上がるヘーガーにグロスクロイツが付くことで、右後方でフリーとなった内田にパスが出る。

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