モウリーニョの挑発行動から見えた『モウリーニョvsカシージャス』の結末は?

CL準決勝でドルトムントに敗れたレアル・マドリード。その後、モウリーニョ監督が引き起こした内戦が激化している。その顛末を追い、そこに到った理由を探る。

2013年05月11日(Sat)11時49分配信

text by 小澤一郎 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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鬱憤を晴らすかのようなモウリーニョの会見

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モウリーニョ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 CL準決勝でドルトムントに敗れたレアル・マドリードでは、その準決勝後に記者会見で退任を匂わせたモウリーニョ監督本人が引き起こした内戦が激化している。

 チャンピオンズリーグとは異なり、リーガの試合前の監督会見は義務ではないため、地元メディアと対立するモウリーニョ監督はこれまでアシスタントコーチを務めるアイトール・カランカに会見を任せっぱなしだったが、3日のバジャドリード戦前に突如姿を現し、溜め込んでいた鬱憤を晴らすかのような会見を行なった。

 特に、問題視されているのが出場機会を失っているスペイン代表GKカシージャスへのコメントで、モウリーニョは「平等な扱いを受けたいと思う選手とは何の問題もないが、自分が他の選手よりも上だと思い込めば問題が生じる」とあたかも選手の態度に問題があるかのような意味深発言を残した。

 加えて、現在カシージャスに代わって先発出場を続けるディエゴ・ロペスの獲得について「1年目終了後に獲得すべきだった。私は彼の獲得を望んだが、実現できず残念だ」と述べた。

 これに対して4日のバジャドリード戦後、DFペペが「監督の発言とはいえ、カシージャスに対する敬意が欠けており、不適切なものだった」とカシージャス擁護(監督批判)の発言を行なった。

 直後の記者会見に出席したカランカが「監督はカシージャスへの敬意を欠いていない」と擁護するなどコーチ陣と選手間の亀裂の大きさが確認されたが、7日には再びマラガ戦前日の監督会見で会見場に姿を現したモウリーニョ監督がさらに亀裂を大きくするコメントを発している。

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