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小澤一郎

1977年9月1日生まれ、京都市出身。早稲田大学卒。スペインでサッカージャーナリストとしての活動を開始し、2010年3月に帰国。日本とスペインの両国で育成年代の指導経験があり、現場視点からの執筆を得意とする。著書に『スペインサッカーの神髄』(サッカー小僧新書)、『サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ』(カンゼン)、Twitterのアドレスは@ichiroozawa。有料メールマガジン『小澤一郎の「メルマガでしか書けないサッカーの話」』も好評配信中。

乾貴士、突出した守備戦術レベル。「順当」な先発起用。複数の相手捕まえる立ち位置

8月31日、日本代表は2018年ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に臨み2-0で勝利した。オーストラリアの長所を出させず快勝と言えそうな内容であったが、そのなかでも際立っていたのが左ウイングの位置で先発した乾貴士だ。スペイン、ラ・リーガのエイバルに移籍して3シーズン目を迎え、ドリブルなどの攻撃力もさることながら、守備戦術レベルの高さが際立ってきた。(文:小澤一郎)

乾貴士、「上手い選手」から「サッカーを知る選手」へ。スペインで身につけた「守備の連動性」

16/17シーズンのリーガ最終節ではバルセロナを相手に2ゴールを奪い、6月には日本代表復帰も果たした乾貴士。彼はいかにして現在の地位を築くことができたのだろうか。8月7日発売の『フットボール批評issue17』では乾へのインタビューを敢行。その言葉からは、多くの日本人選手に通ずる課題が浮かび上がってきた。先んじてその一端を紹介する。(取材・文:小澤一郎)

スペイン・トップレベルの監督に必要な資質。分業化進む指導の現場、求められる能力の変化

欧州のサッカー界ではコーチングスタッフの数が増加傾向にあり、それに伴い指導の分業制が確立されてきている。これを受けて、これまで以上に監督に求められているのがマネージメント能力だ。7月上旬に行われた「スペインサッカーから見た日本の現在地」というトークイベントから、その内容の一端を紹介する。(取材・文:小澤一郎)

日本とスペイン、インテンシティーの相違が生まれる理由。育成年代における戦術の叩き込み

6月22日、Jリーグとスペインのラ・リーガが連携協定を結んだことが発表された。記者会見の後にはトークセッションが行われ、エイバルの乾貴士が登壇。スペインサッカーの特徴について議論がなされたが、そのなかで日本と比べてスペインはインテンシティーが高いということが話題に上った。このプレー強度の違いは何に由来するのだろうか。(取材・文:小澤一郎)

究極のゴールハンター・佐藤寿人が明かす。育成年代のストライカーたちに捧げる得点を奪うための思考法とは?

2015年シーズンまで12年連続で二桁得点を記録し、昨シーズンにはJ1・J2通算200ゴールを記録したサンフレッチェ広島・佐藤寿人。彼が自著『ゴールハンターバイブル』に明かしたゴールを奪うための思考法を紹介したい。

エージェントの職業観。キャリア20年以上の稲川朝弘氏が思い描く、あるべき代理人像【職業:サッカー代理人】

FIFAの公認代理人制度廃止により、混沌としている選手エージェント業界。新たな「仲介人制度」のもとでは、どのような変化があるのだろうか。実際の現場に従事する選手エージェントに話を聞き、その重要性を再考する。今回は、あるべき代理人像について、ドウグラスやレナトのエージェントを務めた稲川朝弘氏に話を聞いた。(取材・文:小澤一郎)

元広島・ドウグラス、中東移籍の内実。WIN-WINの関係を築く“部分買取”による完全移籍【職業:サッカー代理人】

FIFAの公認代理人制度廃止により、混沌としている選手エージェント業界。新たな「仲介人制度」のもとでは、どのような変化があるのだろうか。実際の現場に従事する選手エージェントに話を聞き、その重要性を再考する。今回は、2015シーズンの広島の優勝に大きく貢献したドウグラスの中東移籍を題材に、“部分的な買取”について考える。(取材・文:小澤一郎)

エージェントが語る川崎Fのレナト放出。Jクラブは“爆買い”中国とどう対峙すべきか?【職業:サッカー代理人】

FIFAの公認代理人制度廃止により、混沌としている選手エージェント業界。新たな「仲介人制度」のもとでは、どのような変化があるのだろうか。実際の現場に従事する選手エージェントに話を聞き、その重要性を再考する。今回は、川崎フロンターレから広州富力へ移籍したレナトのケースから、中国クラブの“爆買い”について考える。(取材・文:小澤一郎)

大儀見優季が吐露した本音。“サッカーを語らない”メディアへの疑問。問われる報道姿勢

リオ五輪の出場権を逃したなでしこジャパン。これまで残してきた実績が素晴らしかったこともあってか、ひとたび五輪予選出場が厳しい状況に追い込まれると、五輪予選期間中にはさながらゴシップのような報道があふれかえることとなった。本来サッカーメディアに求められる役割とは何なのか、今こそ改めて考えたい。(文・取材:小澤一郎)

武藤嘉紀のマインツ移籍が示すJリーガーの“正しい売り方”

9/7(月)発売『フットボール批評07』では、武藤嘉紀の欧州移籍にあたってFC東京側の交渉窓口となった立石敬之FC東京GMにインタビューしている。この移籍劇の裏側で、どのような交渉が行われていたのか。クラブと選手の利益を一致させるための戦略とは? 一部抜粋して掲載する。

奇跡を起こす男、ジョルジュ・メンデス。選手の夢を叶える大物代理人

サッカー界には、選手の夢を叶える人物がいる。大物代理人としてら知られるジョルジュ・メンデス氏は、クリスティアーノ・ロナウドやハメス・ロドリゲスらビッグネームを顧客に持ち、数々の大型移籍を実現させてきた。そんなメンデス氏の真実に迫る。

サッカーは頭が命!! 現役東大生&東大卒サッカー選手が語る文武両道のススメ

『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.35』(小社刊 12月5日発売)では「文武両道で上に行く!!」と題した特集を組み、JFLの横河武蔵野FCに所属する東大出身サッカー選手・長尾林太郎選手と現役東大生の多田憲介選手にインタビューしている。一部抜粋して掲載する。

日本はなぜサッカーを知っている選手が少ないのか?

いまだにリーガエスパニョーラで成功したと言える日本人選手は現れていない。スペイン人選手と日本人選手の特徴が似ているという指摘がされることがあるが、それは本当だろうか。「戦術理解力」をキーワードに、スペインと日本の選手育成の違いについて再考した。

人生に立ち向かう人への“聖書”。『シメオネ超効果』の心地よい“裏切り”

昨季、リーガ・エスパニョーラを制したアトレティコ・マドリー。指揮を執っていたディエゴ・シメオネは本命ではないアトレティコをなぜ優勝に導けたのか。その躍進の秘密を自らが語った著書『シメオネ超効果 リーダーの言葉で今あるチームは強くなる』(ソル・メディア)がこのほど上梓した。スペインに造詣の深い記者が本書の魅力に迫る。

【欧州最先端の戦術分析】ザックジャパン、3つの敗因。日本らしいサッカーを進化させるために必要なこととは?

日本には何が足りなかったのだろうか。スペインでの指導経験が豊富で、『サッカーの新しい教科書 戦術とは問題を解決する行為である』の著者である坪井健太郎氏が、グループリーグで姿を消した日本代表の敗因と課題を分析した

ネグレド、トーレス、ジョレンテ、ビジャ……豊富なFWの駒を揃えるスペイン代表。スペインと日本の違いから見るストライカーの育成法とは?

5月13日に発表となったブラジルW杯スペイン代表のメンバーには、6人のFWが選出された。ビジャ、トーレス、ジョレンテなど様々なタイプのストライカーが名を連ねるスペイン代表。そこで今回は、そのスペインではどのようにして「ゴールを決められる選手」を育成しているのか。『サッカーの新しい教科書』の著者・坪井健太郎氏にお聞きした、スペイン独自の育成術をご紹介します。

【検証】移籍金ビジネス。代理人に聞く、Jクラブが選手の“売って”儲ける方法

契約満了の選手が移籍する際には移籍金が発生しないFIFAルールがJリーグでも2009年から採用されている。導入から5年目となる今日、Jクラブはこのルールにどのように対応しているのか。多数の選手のエージェントを務める稲川朝弘氏へインタビューを敢行した。

バルサ移籍禁止処分問題。無効化されるグレーゾーン、久保君らスペイン在住の日本人選手に与える影響

バルセロナに科された移籍禁止処分。FIFA規約のグレーゾーンで認めてきたスペインサッカー界だが、今回の処分でドラスティックに変わることが既定路線となっている。久保健英君らスペイン在住の日本人選手に与える影響とは?

連覇の確率は70%、3つの要素で読む王者の戦術。スペイン代表が仕掛ける“二重の嘘”とは?

2014年W杯で戦術のトレンドは変わるのか? バルセロナが栄華を極めた時流に乗り、最先端となっているスペイン代表の戦術について、この国で指導者を務める坪井健太郎氏に解説してもらった。

バルサは伝統を捨てたのか? 経営面から見る胸スポンサーを導入せざるを得なかった理由

2006年、バルサ100年以上の誇りに終止符が打たれた。ユニフォームの胸部分に初めてロゴが入れられたのだ。今やバルサの経営に欠かせない収入源となった胸スポンサーから、バルサの経営に迫る。

畑喜美夫×幸野健一 両氏が語る、いまサッカー界の育成に必要なこと -“選手が主役”の指導法「ボトムアップ理論」が子どもの自立を促す!

体罰や暴力問題のない世界で、子どもたちが主体的になって、「個」と「組織力」を伸ばしていく育成。こういった育成は、子どもたちの“自立”を伸ばすことにつながるといわれる。今回は、それを数十年前から提唱し続けてきたお二人に話を聞いた。

ひとりは、先日発刊された『子どもが自ら考えて行動する力を引き出す 魔法のサッカーコーチング ボトムアップ理論で自立心を養う』の著者で、安芸南高校サッカー部監督の畑喜美夫氏。もうひとりはJリーガー・幸野志有人選手(現・V・ファーレン長崎)の父としても知られ、サッカー界の育成における問題を解決すべくサッカー・コンサルタントとして活動する幸野健一氏。両氏の言葉に耳を傾けたい。

齋藤学の成長曲線――横浜F・マリノス期待の若手が語るJ1優勝への視座

7月の東アジア杯で見事なゴールを決め、輝かしいA代表デビューを飾った齋藤学。横浜F・マリノスで中村俊輔らベテラン勢に囲まれながらもスタメンの座を勝ち取った23歳が、今シーズンJ1優勝のために必要なことを語ってくれた。

バルサの下部組織に所属する久保健英君。大きく成長した“2つの要素”に迫る

海外の強豪チームを招いて行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013』で、FCバルセロナに所属する久保健英君が見事な活躍を見せた。大きく成長を遂げた“2つの要素”とは?

CEサバデルに移籍した田邉草民 レギュラー奪取のために必要とされる要素は?

日本人オーナーとなったスペイン2部・CEサバデルに、FC東京の田邉草民が移籍した。田邊は技術的に高いレベルの選手だが、現状ではレギュラー奪取は難しそうだ。その理由とは?

“ネイマールフィーバー”に沸くバルセロナに学べ! 日本の報道に足りないストーブリーグを盛り上げる姿勢

ネイマールのバルセロナへの移籍が決定した。現地では相当な盛り上がりを見せているが、フィーバーを狙っている節もある。日本では、ストーブリーグにはサッカーの話題が少なくなってしまう。移籍報道のあり方などまだまだ欧州に足りない点は多い。

モウリーニョの挑発行動から見えた『モウリーニョvsカシージャス』の結末は?

CL準決勝でドルトムントに敗れたレアル・マドリード。その後、モウリーニョ監督が引き起こした内戦が激化している。その顛末を追い、そこに到った理由を探る。

「余命5年」 “ 死”に近づくリーガ・エスパニョーラ

不健全なクラブ経営は、リーガ・エスパニョーラの「寿命」を縮めている。
増え続けるクラブの負債、300名を超す選手への給与未払い。
経営破綻寸前のクラブを抱えるリーガはこれからも存続し続けられるのか?
バルセロナ大学経済学部教授であり、国内の複数クラブの経営アドバイザーを務めるホセ・マリア・ガイ氏がリーガの現状と未来について語る。

鈴木政一監督率いるU-18日本代表を見る上で、必要な物差しとは?

3大会連続でW-20ワールドカップ出場を逃している日本。2015年のU-20W杯出場を目指し、U-18代表監督にジュビロ磐田で黄金期を築いた鈴木政一氏が就任した。鈴木監督の目指すチーム作りと、アンダーカテゴリ代表に求められる役割に迫る。

優秀な若手がJリーグに来なくなる? TC請求権とは何か?

FIFAの移籍規則に記載されている、23歳以下の選手に対するTC(トレーニングコンペンセーション)の支払義務。一方Jリーグはローカルルールで運用されている。両者を比較すると育成機関に入る金額に大きな差がある。このトレーニングコンペンセーションを分析する。

サッカーの現場に体罰はあるのか?『小澤一郎の育成指導をさぐる旅』

『ジュニアサッカーを応援しよう』誌上で小澤一郎氏がレポートしている「育成指導を探る旅」。今回は、JFAが示した「サッカーの指導現場において、今後一切の暴力を根絶する」をテーマに、指導現場における暴力について考えていく。

“スーペル・デポル”を率いた稀代の戦術家・ハビエル・イルレタ インタビュー

「今後は戦術的な柔軟性、多様性を持ったチームが勝ち残っていく時代になる」
巧みな戦術を駆使し、デポルティーボ・ラコルーニャ(スペイン)の黄金期「スーペル・デポル」を築き上げたハビエル・イルレタ。稀代の戦術家と謳われる彼が、現代戦術の「トレンド」と「進化」を紐解く。

検証・移籍ルール変更後のJリーグ ~Jクラブは直面する現実にどう対処すべきか?~(後編)

FIFAルール採用でそれまでローカルルールとして存在していた国内の移籍保償金が撤廃されてから1年余り。相次ぐ0円移籍など、その影響は如実に現れている。Jリーグのクラブや選手は直面する問題をどのように解決するべきか?鹿島アントラーズの鈴木満強化部長、ヴァンフォーレ甲府の佐久間悟GM、日本サッカー協会認定選手エージェントの田邊伸明氏に話を聞き、これからの移籍のあるべき姿を考察する。

検証・移籍ルール変更後のJリーグ ~Jクラブは直面する現実にどう対処すべきか?~(前編)

FIFAルール採用でそれまでローカルルールとして存在していた国内の移籍保償金が撤廃されてから1年余り。相次ぐ0円移籍など、その影響は如実に現れている。Jリーグのクラブや選手は直面する問題をどのように解決するべきか?鹿島アントラーズの鈴木満強化部長、ヴァンフォーレ甲府の佐久間悟GM、日本サッカー協会認定選手エージェントの田邊伸明氏に話を聞き、これからの移籍のあるべき姿を考察する。

柏レイソルの育成戦略が示す、日本的な育成システムの構築法

『クラブ改革の3つのステップ』
酒井宏樹、工藤壮人、茨田陽生など、アカデミーからトップへ有能な選手を多く輩出する柏レイソル。クラブが育成に力を注ぐ背景には、どのようなビジョンがあるのだろうか。ユース年代の指導者、アカデミーダイレクターを経て、強化部長に就任した吉田達磨氏の話をもとに、育成をベースとしたクラブ改革の全貌に迫った。

サンフレッチェ広島のブレない指針(後編)【サッカー批評 issue50】

『トップチームと育成組織の幸福な関係とは? 育成型クラブのロールモデル』
駒野友一、森崎兄弟、柏木陽介、槙野智章などユースから優秀な人材を多数輩出し、また「人もボールも動く魅力的なサッカー」というスタイルが定着したサンフレッチェ広島。「育成型クラブ」の代名詞とまで言われるこのクラブの現在地と未来を探るべく、2011シーズン開幕前の広島を訪ねた。

サンフレッチェ広島のブレない指針(前編)【サッカー批評 issue50】

『トップチームと育成組織の幸福な関係とは? 育成型クラブのロールモデル』
駒野友一、森崎兄弟、柏木陽介、槙野智章などユースから優秀な人材を多数輩出し、また「人もボールも動く魅力的なサッカー」というスタイルが定着したサンフレッチェ広島。「育成型クラブ」の代名詞とまで言われるこのクラブの現在地と未来を探るべく、2011シーズン開幕前の広島を訪ねた。

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