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知られざるサポーターの生態 ~ちょっと不思議な行動録~

text by 森雅史 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Kenzaburo Matsuoka

ちょっと不思議な行動録 試合当日

20130511_sai
【写真:松岡健三郎】

●気分がやたら高揚する
 前日までの弱気から一転、気分が高揚して強気になる。そのため声も大きくなる。

●職業、サポーター
 もしかしたら本当の仕事のときよりも高いかもしれないプロ意識が働く。そのとき職業は「サポーター」ではないかというくらい真摯に物事に取り組んでいる。仕事でもこんなに段取りよくいくことはないかもしれない。

●お酒は控える
 酒を飲み過ぎている人物は少ない。特にリーダーは酔いすぎていると思われないようにしている。ただ、たくさんの例外もいる。

●メディアに出るな
 知り合い以外のメディアのアプローチを嫌う。出た場合には「メディアに取り上げられて嬉しがってるんじゃない!!」という非難が待っていることもある。

●試合前ミーティング
 試合前のミーティングは突撃前の「集会」状態。これに参加すると気分が高揚し、自分が東映の映画に出てくるヤンチャな人間の気持ちになれる。当然ながら、東映と言っても「まんがまつり」「アニメフェア」ではない。

●締めの言葉
 試合後のリーダーが発する最後の言葉は重要。この一言で締まらなければ、みんな帰れない。そうか、あのときみんな残っていたのは……。

●試合後はだらだらする
 選手が引き上げてから片付けが始まる。片付けのときにはいろいろな挨拶もあるため、時間がかかるのが普通。撤収してもスタジアムのすぐ外で、まずだらだらとした時間を過ごす。

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