日本はなぜスタイルを発揮できなかったのか? 低いボール支配率が生んだブラジル戦完敗劇

コンフェデ初戦を落とした日本。攻守で後手に回ってしまったが、1つのキーワードとして「ボール支配率」が上げられる。ポゼッション型のチームがなぜボール支配率が最低レベルだったのか。

2013年06月17日(Mon)10時47分配信

text by 河治良幸 photo Kenzaburo Matsuoka
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ボール支配率は近年でも最低の数字に

 開幕戦で地元ブラジルに0-3で敗れた日本。この試合の「ボール支配率」は前半の終了時で36%、後半少し戻したものの、試合全体でも39%だった。

 このデータは勝敗の全てを示すわけではないが、日本が本来のスタイルを発揮するにはあまりに少ない数字だ。「ボール支配率」が40%を切ったのはザッケローニ監督が就任して初めて、10年W杯を戦った前体制でも本大会のオランダ戦ぐらいではないか。

 なぜ「ボール支配率」が大きく下がってしまったのか?

「前半は特にブロックを作って守備をしようと。後ろで回されている分には怖くなかった」という長谷部キャプテンの証言からも分かる様に、日本は高い位置からプレスをかけず、やや引いたエリアにコンパクトな守備を敷いて対応した。

 その時点で0-4と敗れた昨年の欧州遠征とも違う守備になっていたわけだが、問題はそこからの対応だ。ブラジルは後ろでボールを持ちながら、左SBのマルセロが同サイドのネイマールより内側の高い位置に入り込んで、中盤が常に数的優位に。

 その状況で、両CBやグスタボから2列目の選手に縦パスを付け、彼らがドリブルで日本の守備をさらに後ろへ引っ張り込んだ。

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